散歩/江戸風情を探す散歩ルート

神田川にかかる橋を渡りながら散歩してみました(17ページ目)

JR高田馬場駅を下車し、神田川に沿って歩きはじめました。途中、染め物の歴史にふれたり、フランスパンを買ったり、鰻を食べたりして飯田橋まで歩きました。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド


飯田橋駅に到着。「船河原橋」をさがす

飯田橋駅に到着。船河原橋(ふなかわらばし)があるはずなのだが、よくわからない。T女史が「陸橋にあがって見てみましょう」と言う。なるほど、川筋を見ると、橋の場所がなんとなくわかってきた。
この付近で神田川は外堀通りと合流している。

飯田橋の陸橋から神田川の下流方向をのぞむj


陸橋の階段があるので、そちらに行ってみることした。と、あった、あった。船河原橋。かつて、ここは海上輸送の一大基地であった。
このあたりの神田川北側は「市兵衛河岸」と呼ばれていた

かつてはここに船が着き、荷がが揚げられた

というわけで、飯田橋駅到着。ちなみに飯田橋という橋はあるのだが、神田川の橋ではない。外堀の橋なのだ。清水川橋から船河原橋まで全部で28本の橋があった。そのうち2つの橋は車専用で立ち入りできなかったので、渡った橋は26本となる。ここから神田川はJR総武線と平行して進んでいく。つまり、水道橋、お茶の水、秋葉原、浅草橋と続き、柳橋の先で隅田川へ合流している。こちらの散歩コースもとても楽しい。と、時計を見れば、午後2時10分。T女史は急いで飯田橋駅の改札へ消えていった。

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