鉄道/観光・イベント列車

JR東日本のハイグレード車両「なごみ」(4ページ目)

お召し列車にも使われるハイグレード車両「なごみ」。2007年に登場以来、お召し列車、国賓乗車のほか、豪華列車ツアーとしてJR東日本各線で優雅な走りを見せている。車内の様子を中心に、一度は乗ってみたい憧れの列車を紹介する

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

「なごみ」ツアーは大人気

木目調ドア

木目調の車内は高級感たっぷりだ

「なごみ」は臨時列車であるから、高速運転ではない。出発駅(ツアーによっては複数ある。例えば、新宿発で松本方面へ向う場合は、立川、八王子からの乗客も受け入れるといった具合)を出ると、目的地の駅まで原則ノンストップだ。とはいっても、ときおり運転停車があり、ドアは開けないまま数分停まる。その間に定期の特急列車に追い抜かれることがあるのだ。早く目的地に到着することが至上命令ではない、優雅な旅だから、それでも何ら問題はないだろう。

 

なごみ最後尾

帰路につく「なごみ」

高価な旅ではあるものの、一度は乗ってみたいと思う人は多いようで、ツアーの販売が開始されると、早々と満席になってしまうようだ。1列車の定員98名プラスVIP席9名と座席が少ないせいでもある。

但し、参加者に高齢者も多く、急病などで取りやめる人が皆無ではなく、キャンセル待ちで乗車できる可能性は充分ある(私もキャンセル待ちで乗車できた)。あきらめず、申し込んでおこう。ツアーの傾向としては、他の列車乗車や鉄道施設見学を組み合わせた鉄道ファン向けの企画の方が、料金はやや安めで、参加者の平均年齢は若くなる傾向がある。

「なごみ」の旅。何かの記念やご褒美ツアーとして、一度は乗ってみるといい思い出になるだろう。
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