鉄道/新幹線

秋田新幹線新型車両E6系首都圏で一般公開

2013年春からの営業運転を予定している秋田新幹線の新型車両E6系。東京~盛岡間で、E5系「はやぶさ」と併結運転し国内営業最高速の320km/hで走行する最先端の車両だ。スピード感あふれる近未来的なフォルムに圧倒されつつ車内に入ると、和の安らぎを感じさせる穏やかなインテリアにホッとする。また、バリアフリーはもちろんのこと、細かいところに気を配った車内設備には温かさも伝わってくる

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

2013年3月に登場予定、秋田新幹線の新型車両「E6系」

東京と秋田をダイレクトに結ぶ秋田新幹線「こまち」。現行のE3系は、最高速度275km/hなので、東京~盛岡の東北新幹線内では、「はやぶさ」が時速300kmで走るときは併結運転ができない。そこで、最高速度320km/hで走行できる車両を新たにデビューさせることになった。それが、このE6系である。なお、盛岡~秋田の在来線区間(通称「秋田新幹線」)での最高速度は従来通り130km/hだ。

茜色がアクセントとなる斬新な車体

E6系概観

近未来的フォルムのE6系

赤いパンタグラフ

赤いパンタグラフ

E5系「はやぶさ」との連結を想定したフォルムは、似たような雰囲気をもたらしているものの、E5系のグリーンに対し、先頭部の上半分から屋根にかけての茜色は、秋田新幹線の車両であることを際立たせている。

その一方で、車体中央のアローシルバーのストライプと車体下半分の飛雲ホワイトは、E5系との一体感を持たせるカラーである。屋根に取り付けられているパンタグラフも赤く塗られ、存在感をアピールしている。

 

真横から見た先頭部

真横から見た先頭部

デザインは、「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」の3つのキーワードをもとに、丁寧な拵(こしらえ)と誂(あつらえ)をコンセプトとしている

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