それではどうすればいいのか?
その手がかりを探るため、これまでの主な2時間ドラマの放送時間枠の推移をまとめてみました。2時間ドラマ枠の推移 月~水
2時間ドラマ枠の推移 木~日
日曜は家族そろってテレビを見ることが多いのでサスペンスが基本の2時間ドラマは不向きなのでしょう。火曜は日テレが撤退後あいていますが、テレビ東京は火曜21時に人気番組『開運!なんでも鑑定団』があり、これは動かせません。水曜は前述のように『相棒』の裏になります。
木曜に2時間ドラマがなかった理由
残るは木曜日。かつては「木曜ゴールデンドラマ」という老舗2時間ドラマ枠がありましたが、その路線が93年で終了して以降は2時間ドラマ枠はありません。それはなぜか?理由は『渡る世間は鬼ばかり』が始まったことでしょう。中高年層に人気が高い『渡る世間』と2時間ドラマが好きな層は重なります。『渡る世間』が君臨している間は2時間ドラマはできなくなりました。
しかし『渡る世間』の連ドラ放送はこの秋で終了します。TBS系はその後も連ドラを放送しますが、10月からは市原隼人主演の『ランナウェイ~愛する君のために』と視聴者層を若めにシフトします。これなら戦えるでしょう。
テレビ東京も月曜22時の連ドラ枠をつくるにあたってビジネスマンに人気の『カンブリア宮殿』を木曜に移動させました。連ドラがなくなったからといってすぐにもどすわけにはいかない事情もあるんでしょう。しかし、より多くの人に見てもらうために「木曜に2時間ドラマを」と強く希望します。