株式戦略マル秘レポート/戸松信博の「海外投資、注目銘柄はここ!」

金鉱株四天王で数年で財産を数倍にしよう(3ページ目)

金価格は上昇を続けていますが金鉱株は金価格自体の大幅な上昇に対して出遅れており、相対的に割安だと思います。やはり注目すべきはゴールドコープ(GG)、そして中堅のヤマナ(AUY)、ランドゴールド(GOLD)、そして銀のシルバーウィートン(SLW)の金鉱株四天王です。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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注目すべきは金鉱株四天王

今後、金価格が調整するとすれば金鉱株にもマイナス影響は出ると思いますが、金価格が下がるということは、何らかの政策が発動されて市場が落ち着きをとり戻すときです。そうなると恐怖指数のVIXが下がり、ダウや日経などの株価指数は上昇していきます。そうであれば、金鉱株も同じ株式として、金価格が下がっても意外と粘り強く推移できる可能性もあります。

しかし、いずれにせよ金鉱株は金価格自体の大幅な上昇に対して出遅れており、相対的に割安だと思います。

やはり注目すべきは金鉱株四天王、ゴールドコープ(GG)、そして中堅のヤマナ(AUY)、ランドゴールド(GOLD)、そして銀のシルバーウィートン(SLW)の4社です。この4社でポートフォリオを組み、下がったところを買っていくのです。

ゴールドコープは代表的な大手であり、持つ鉱山のロケーションや発展性など、大変内容の良い資産を持つ本命コア銘柄の1つです。シルバーウィートンは世界最大の銀鉱山銘柄ですが、銀価格は金価格が急騰する時には金価格以上に値上がりしますので要注目です。金鉱山銘柄の中堅となると、やや地理的に不安程度高いアフリカに重要資源の全てを持っているリスクはありますが、ランドゴールドの成長性は光ります。ヤマナゴールドは個別銘柄のレポートでも取り上げましたが、カナダの会社ですが、中南米に主要な鉱山を持ちます。いずれも金価格の恩恵で高い成長があります。ROEの水準は各社の資本構成によりまちまちですが、いずれも今年アップする点が重要です。

個別株で無い場合は金鉱株のETFであるGDXを株価が弱くなったところで組み込むことが考えられます。金が調整し、それにつれてより大きく下がる銀が金との対比でより割安となれば、シルバーのETF購入も検討できます。

金価格が数か月内に調整して安値をつけ、50日移動平均線か200日移動平均線まで下がったときに買っておくと、いずれ将来、債務危機が再び懸念された時に金価格が高騰し、資産を増やすことができるのではないか思います。これまでも書いてきたように、金融危機に始まったこの問題は解決していないのですから、先延ばされた問題が、ゾンビが破綻するまで出てくるはずで、これは一種の投資チャンスと考えられると思います。

■過去の金に関する記事(こちらも是非ご覧下さい!)
中南米金鉱山で急成長するヤマナ・ゴールドに注目(2011年9月8日)
超円高を利用して金に投資!(2011年8月11日)
代表的な金鉱株ETF2種が取引開始!(2011年7月15日)
金価格のバブルはどこまで続く?(2011年4月25日)
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どうなる!?資源価格高騰(2009年6月30日)
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