家族旅行・子連れ旅行/子供とおでかけノウハウ

赤ちゃん・子連れで車でおでかけ

荷物が多くなりがちな子連れのおでかけは、車での移動が楽ちん。ただ、限られたスペースのなかで子どもたちが快適にドライブを楽しむには工夫も必要です。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

赤ちゃん・子連れで車でおでかけ、メリットとデメリット

ドライブ

車のおでかけ子連れの車のおでかけはメリットがいっぱい

子連れ、とくに赤ちゃんと一緒のおでかけの場合、車で行くメリットは何かと多いもの。急にぐずって泣きだしても周囲の目を気にしなくていいし、荷物の持ち運びもラク。持っていくか悩んだものは「とりあえず持っていく」でOKです。また、電車やバスのように時間にシビアにならずに済むので、急な子どものぐずりやオムツ替えにも焦らず対処できるはず。子どもの人数や年齢、移動距離次第では、交通費もかなり割安になります。

また、子連れに限ったことではありませんが、車だと目的地へダイレクトに行けるので、公共交通機関でのアクセスが不便な場所に行くときにはとくに便利。乗換えなどの手間もかかりません。

一方、デメリットもあります。電車や飛行機に比べて狭い車内は子どもが退屈しがち。チャイルドシートを嫌がる赤ちゃんも多く、目的地に着くころにはママの方がぐずり対応で疲れきっていることも。渋滞に巻き込まれるリスクもあり、電車や飛行機のように歩かせたり、抱っこで気分転換させることができないので、楽しませるための準備もしっかりしておく必要があります。 

長時間ドライブはゆとりをもって計画的に

渋滞

渋滞はなるべく避けるように予定を立てよう

近所のショッピングセンターに行く程度ならとくに気にすることはありませんが、長時間ドライブともなれば、ある程度のプランは立てておきましょう。連休や夏休みなどは渋滞もひどいので、日本道路交通情報センターの渋滞予測などを参考に、なるべくピークタイムは避けて移動するようにします。また、渋滞に備えて、パンやおにぎりなどちょっとしたつまめるものも用意しておくと安心。トイレも出かける前に済ませておきましょう。

子どもが寝ているタイミングに移動するのもひとつの方法です。乗る前にたっぷり遊ばせれば、車内で昼寝してくれる確率もアップ。ただ、夜になって車内が暗くなると不安なのかぐずる赤ちゃんもいるので注意を。ママの顔もよく見えないし、おもちゃや絵本でも遊べなくなるので、おでかけデビューなら、やはり昼間の移動が安心です。 

赤ちゃんと車のおでかけ、おむつ交換や授乳はどうする?

「小布施ハイウェイオアシス」

道の駅なども施設が充実。噴水広場もある「小布施ハイウェイオアシス」

高速道路なら、SAやPAの施設が利用できます。最近のSAやPAは赤ちゃん連れに優しく、おむつ交換台や授乳室、調入用温水器などを備えているところがほとんど(※場所によって設備はことなる)。売店ではおむつなどを販売していることもありますが、サイズ等に限りがあるので基本は家から持参します。普段より多めに準備しておきましょう。

PA・SAの施設は、ドラぷら/ベビールーム設備案内(NEXCO東日本)、キッズ・ベビー(NEXCO中日本)、「ベビー&キッズコーナー」施設一覧表(西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社)などのサイトで確認できるので、事前にチェックしておくと安心です。

一般道なら、大型スーパーやベビー用品店にある赤ちゃん休憩室などが便利。そのような商業施設が近くにないときは車内で済ませましょう。狭い車内でのおむつ替えは子どもがぐずるとちょっと大変ですが、慣れればなんとかなるもの。バスタオルが一枚あると重宝します。授乳も車内でOKですが、窓にタオルをかけるなど外から見えないよう配慮を。もちろん、いずれも駐車場など安全な場所に車を止めてから。走行中はNGです。 


>>ぐずり対策、子連れドライブに便利な持ち物リスト
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