預金・貯金/普通預金の活用術

普通預金、ネット定期、総合口座…預金の使い分け(2ページ目)

すぐに引き出せて便利だし、超低金利が続いているため定期預金にしても変わりばえしないと、普通預金に置きっぱなしの人が増えているようです。ほんとにそれでいいのでしょうか?

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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都市銀行の自動融資制度を活用するのも手

都市銀行の定期預金とネット専業銀行の定期預金を比べてみましょう。

金利の高さを求めるならネット専業銀行のネット定期の方がよいでしょう。一方、都市銀行の定期預金には、お金が必要になった時に利用できる自動融資という便利な制度があります。

自動融資制度とは、普通預金や定期預金を一つの口座にまとめた総合口座であれば、普通預金の残高が足りないときに、口座引落しやキャッシュカードで現金を引き出した際、定期預金の残高の範囲内(90%)なら貸付が受けられるというもの。いざという時には、こういった仕組みも利用すれば、普通預金に多額のお金を置いておく必要はないということです。金利が低いとはいえ、まとまったお金であれば、普通預金よりは定期預金、ネット普通預金やネット定期預金も賢く利用したいですね。また普段から、お金の預け先を意識しておくことで、金利上昇時にちゃんと波に乗っていくことができるでしょう。

「どうせ」から脱却して、普通預金、定期預金、ネット定期、総合口座など、それぞれの特徴を理解して、使いこなしましょう。

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