高飛車の【ポイント4】
小さくて静かで雨に強い!
4つめのポイントは「小さい」こと、「走りが静か」なこと、「雨に強い」こと。つまり、とっても現代的でニーズに応えたコースターだという部分です。「ええじゃないか」や「FUJIYAMA」に比べると、はるかに小さくて可愛いライドがコースを走る姿は、なんだか健気で、まるで「ECOカー」のようなイメージです。しかも、従来の「ゴォー、ゴォー」と爆音をあげて走るコースターのイメージと真逆。「スーッ、スーッ」と静かに進んでいくんです。これは、今回初めて採用された安全を追究したブレーキによるもの。近年登場しているコースターの大きな特徴である「スムーズさ」に「静かさ」も加わったわけです。
また、このブレーキにより「雨が降ったらコースターが止まってしまって……」という、遊園地の宿命ともいえる弱点をある程度まで克服。かねてから来園者の要望が多かった「雨でも大丈夫なコースター」が実現されました。
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「高飛車」プラスアルファ
では最後に、ライドフォト、グッズ、ニューヒーロー(?)を紹介します。【高飛車SPEC】
■設置遊園地 富士急ハイランド
■総工費 約30億円
■コース全長 約1km
■最高速度 約100km/h
■最大落下角度 121度(世界一)
■所要時間 約2分40秒
■乗車定員 1両8人
■乗車制限 身長130cm未満・10歳未満・61歳以上は利用不可
■料金 1000円(フリーパス利用可)