夏の沖縄旅行のプラニング
青空に色とりどりに咲く花びらの色が一層鮮やかに映える沖縄の夏
7月、8月の夏休みに沖縄へ出かける人は多いと思いますが、実は人気なのが9月や10月の連休を利用しての沖縄旅行。海外旅行に行くにはちょっと短い連休も沖縄なら問題ありません。そんな夏の時期の沖縄旅行のプラニングについて、ちょっとお話しましょう。
沖縄旅、行き先の決め方
沖縄の大切な公共交通機関のひとつである船。ほんの10分船に乗るだけで辿りついた先はがらりと空気が違います
例えば、沖縄本島はけっこう大きいのでリゾートが建ち並ぶ恩納エリアまでは空港から車で1時間半~はかかります。とすると、空港で荷物をピックアップしてからレンタカーを借りてホテルにチェックインするまで、少なくとも2時間はかかるという計算になりますよね。もちろんそれも選択のひとつですが、ひとつ視点をガラリと変えてみてはいかがでしょうか。2時間あれば、飛行機や船を使って他の島に渡ってしまうこともできるのですから。石垣島や宮古島は最初からプライニングの選択に入れて考えている人も多いと思いますが、この2島以外でも久米島なら一日7便飛行機が運行していて所要時間はわずか30分。また空港からゆいレールに乗って泊港まで移動して、そこから船で離島へ渡るという選択もあり。慶良間の渡嘉敷島まで45分、座間味島と阿嘉島で約1時間。船の時間さえ合えば、本島のリゾートエリアに行くのと変わらない時間で離島へも足を伸ばすことができちゃうわけです。
そう考えると、週末+1日の小旅行でもいろいろなパターンが楽しめるということに気づくはず。本島ステイにしても宿泊先を那覇にするのか、読谷や恩納のリゾートエリアにするのか、名護から先のやんばるで山を楽しむのか、古宇利島や瀬底島で静かに過ごすのか、はたまたコザ界隈であめりかんな沖縄を楽しむのか、などなど様々な沖縄の楽しみ方があるのです。特に夏はどれだけ海に重点を置くかによって旅のプラニングが異なりますね。ということで、ここからはいつかの滞在パターンを提案します。
やっぱり沖縄は海でしょ!という海派の旅
那覇からわずか飛行機で30分。久米島のはての島の美しさはまるで竜宮城のよう!
離島では泳いでいるウミガメと遭遇する確率もぐーーんとアップ!
夏だからこそ沖縄の山を楽しみたい山派の旅
やんばるのマングローブ林。沖縄が亜熱帯のジャングルであることを実感できますよ!
ヤンバルクイナに注意!の看板。運がよければヤンバルクイナにも会えますよ!
せっかく沖縄だしビーチやリゾートも楽しみたい!という人は国頭村にあるJALプライベートリゾートオクマか名護のカヌチャリゾートへ。どっぷりと山を楽しみたい人はキャンプ場に泊まったり、民宿に泊まっておじいやおばあと色々お話をするのもいいですね。
ここでやんばるへ行く人へのお願い。やんばるでは道に飛び出したヤンバルクイナが跳ねられるという事故が頻繁に起こっているので、やんばるへ行く時は絶対にドライブ・セーフティでお願いしますね! やんばるの道は天然記念物のトリやカメなどの他、突如おばあが歩いていたりもしますからね。くれぐれもゆっくりと走行してください。
ビーチもナイトライフも楽しみたいという欲張り派の旅
那覇からでも船に乗って離島へ行けば、こんな素敵なビーチが待ってます!
夜は冷たーいオリオンビールを求めて那覇の町に繰り出しましょう!
沖縄の旅の楽しいところは、目的やシチュエーションに応じていくらでも旅の内容を変えられるところ。今回は夏のシーズンの2、3泊という短期での沖縄の旅の提案でしたが、沖縄本島界隈だけでも色々と組み立てが自由なことがわかっていただければ嬉しいなと思います。沖縄の旅リゾート派=恩納村のリゾートホテル、沖縄の旅町派=那覇ステイ、という図式ばかりではないということ。特に沖縄の一番の魅力である海を満喫できる夏のシーズンは、本当にいくらでもコースが考えられるので、それこそ何回訪れても飽きることがない! せっかくの沖縄旅行ですから限られた時間の中で一番自分が好きな沖縄に出逢えたらいいなと思うのです。そして、毎回訪れるたびにまた新たな沖縄を発見する、これこそが沖縄の旅の楽しさ。
秋の沖縄旅(沖縄はまだ夏!)なら今からでもきっと間に合うはず。まだまだ夏を遊び足りないという人はぜひ沖縄に行かれてみてはいかがでしょう?