注文住宅/トラブル・欠陥住宅・シックハウスを防ぐ対策

自分でできる欠陥・手抜き工事を防ぐ12のポイント(2ページ目)

住まいに不具合が起きる原因は施工不良です。それを防ぐのが工事監理や第三者のチェック機関の仕事です。しかし、建て主が自ら現地に足を運んで工事が確実に進んでいるか見極めることも大事なことです。では工事中の現場の何をチェックすれば良いのでしょうか?12のポイントをまとめました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

12のチェックポイント -前編-

チェックポイントはたくさんありますが、建て主でも分かるよう今回は12項目を厳選してみました。さっそくチェックしてみましょう!

1.地盤調査の確認
着工前には必ず地盤調査をして、N値という数値を確認しましょう。
「3」を下回ると地盤に問題があります。

2. 基礎の鉄筋はコーナーの処理の綺麗さを見る
コーナーの部分は地震などの力が集中しやすく、コーナーの仕事がきちんとされているかを見てみましょう。

3.基礎のコンクリートの厚さを確認
コンクリートの厚さは図面に表示されていますので、現場で確認しましょう。さらに、床下の鉄筋が地面に近すぎると、鉄筋を覆うコンクリートの厚みが薄くなってしまうので、「スペーサ」という金物で鉄筋を持ち上げています。
その高さが6cm以上になっているかをチェックしましょう。

4.コンクリートが流し込まれ型枠が外れた後の仕上がりを見る
コンクリートの表面が綺麗に仕上がっているか、又、基礎の天端が平らになっているかを確認しましょう。
佐川旭建築研究所

基礎コンクリート


5.木材の接合部と金物の取り付けを見る
基礎と土台・柱を接合するアンカーボルト、ホールダウン金物などがきちんと留められているか確認しましょう。
佐川旭建築研究所

木材の接合部分


6.床束がきちんと固定されているかどうかを見る
床を支える床束は樹脂製が多く、専用の接着剤で床下のコンクリートと固定されているかを確認しましょう。


12のチェックポイント後半は次のページで!



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