肩こり/肩こりの予防・解消法・体操・ストレッチ

肩こり、倦怠感……連休明けの不調を改善する方法

連休の過ごし方によっては、連休明けに肩こりや頭痛、倦怠感など、様々な不調が起きてしまうことがあります。よくある不調の原因と、体調不良からスムーズに回復するためのポイントをご紹介しましょう。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

肩こり、倦怠感……連休明けは不調が続く?

せっかくの連休、リフレッシュできなかった、という人も。

せっかくの連休にうまくリフレッシュできなかった、という人も。

家族でレジャーを楽しんだり、のんびり過ごしたり、思い思いにリフレッシできる連休。楽しい時間が過ごせる一方で、連休が明けると体調の変化を感じる人も少なくないようです。

「肩が凝っているなぁ」「だるいなぁ」「外食続きで胃の調子がいまひとつ…」など。休み明けの朝起きるのも、何となく目覚めが悪くてスッキリしない人もいるかもしれません。

休日の間にリフレッシュしたはずなのに、こうも体調が思わしくないと、気分良く1日のスタートもきれませんよね。こうした不調を長引かせてしまうと、複数の体調不良が生じたり、この状態からすっきり抜け出せなくなってしまいがち。なるべく早めにケアするようにしましょう。
 

連休明けに陥りやすい体の状態は?

連休をどのように過ごしたか、そして、連休前の心身の状態なども、連休明けの体調に影響を及ぼします。比較的多いケースについて挙げてみましょう。

■肩こりを感じるようになった

渋滞でイライラ…体も動かせず肩こりを生じやすいかもしれません

渋滞でイライラ…体も動かせず肩こりを生じやすいかもしれません

今まではたいして感じたことのなかった肩こり。それが、連休終盤から連休明けに感じるようになることがあります。多いのは、慣れない場所へ長時間車を運転して行ったり、渋滞に巻き込まれ車内で体を動かせなかったり、そんなストレスからイライラしてしまったり……。また読書やDVD鑑賞など、自宅でゆったり過ごしていたという人にもみられます。「連日、寝過ぎていたかも」といったケースでも、肩こり悪化や背中の痛みを訴える人がいます。

■だるくて、朝もすっきり目覚められない
連休中に睡眠時間や就寝・起床時間が変化した結果、体がだるくなったり、朝すっきり目覚められず、日中眠くなる、といったことが起こりやすくなります。休日の間、睡眠時間が短かったり、体を動かしたことでの疲労などは、休息をとることで回復しますが、睡眠サイクルの乱れは眠る際に工夫が必要になります。

■胃・腸の調子が悪い
旅行先でついつい食べ過ぎてしまったり、食事が偏ってしまったり、暑いからとビールを浴びるほどに呑んだりと、いつもとは違う食生活によって、胃腸の働きが低下してしまうことがあります。胃腸の症状が何かしらある時は、姿勢に変化が出やすく、肩周りや背中、腰部の筋肉がこりやすくなりますので、食生活を見直すことも必要になるかもしれません。

■気分が滅入って頭痛がする

職場でもなんとなく気分がどんより、仕事に集中できず…

職場でもなんとなく気分がどんより、仕事に集中できず…

連休中、思うように過ごせずリフレッシュできなかったのかもしれません。例えば、気を遣う人達と旅行をして気疲れをしてしまった、仕事のことを気にしながら休日を過ごしていた、やりたかったことが達成できず、気分がすっきりしない、といった心当たりはないでしょうか。ストレスとして体が緊張を起こすと、緊張型頭痛を伴うことがあります。

■連休の過ごし方に後悔が残りイライラ
連休前から疲労感があり、本当は休日は体を休めた方が良かったところを、無理をして外出をしたりスポーツをしたりと、頑張りすぎてしまったケース。連休明けには、疲労が強く感じ「連休中、もっとしっかり休養すればよかった。」「疲れ目や肩こりがひどいということは、ちゃんと休めなかったのかも」と連休の過ごし方を後悔する人もいます。
 

連休後、体調を回復させるポイント

上に挙げたような症状が緩和されるよう、生活の中に取り入れたポイントを挙げていきます。連休前に体調が良かった人は、連休前の生活に戻すだけでも、体調が回復するかもしれませんが、肩こりや背中の張りが気になるケースでは、積極的に体を動かした方が早く楽になることもあります。

ポイント1  両肩を上下に動かしてみる
肩こりが強まる傾向にある時は、両肩に力が入っていることが多いです。両肩をすくめて5秒間キープした後に、脱力をしてストンと肩を落としましょう。これを3回ほど繰り返したあと、リズミカルに両肩を上下に動かし、さらに両肩のリラックスを促します。

ポイント2  睡眠時間を確保する

目覚めがすっきりするよう起床時間を調整しましょう

目覚めがすっきりするよう起床時間を調整しましょう

連休中、特に遊びも含めて忙しかった人は、布団に横になり眠る時間を十分にとりましょう。可能であれば23時頃を就寝時間にできると良いと思います。必要な睡眠時間には個人差があるため、気にし過ぎては良くありませんが、日中眠気が強いようであれば、起床時間を前後20分ほどずらして、すっきり目覚められるかを試してみましょう。

ポイント3  食生活を考えてみる
旅行先での飲食やお付き合いでの飲酒など、何かと胃に負担をかけたかも…という人は、内臓も疲労回復できるように、数日間でも良いですので、食生活を考え直してみましょう。お菓子類、アルコール、脂肪分の多い食事が多かった人は、それらを控えて、野菜、豆製品の種類を増やしビタミン摂取を心がけたり、梅干しや酢を調味料として利用するとクエン酸が疲労回復に役立つかもしれません。

ポイント4  休日にどう過ごしたいかイメージをする
せっかくの連休を、自分の思う通りに過ごすことができなかった人や、疲労が蓄積されてしまったと感じる人は、次の休日はどのように過ごしたいか、なるべく詳しくイメージしてみましょう。休日の朝、気持ちよく目覚めるところからイメージできると良いと思います。そして、可能であれば休日に実行してみましょう。疲労感がある人は、休息を優先させてください。

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