パリで一番古い!
左岸のおしゃれデパート、ル・ボン・マルシェ
パリ左岸のサンジェルマン・デ・プレの西に位置するデパート、ル・ボン・マルシェ。1852年創業の世界最古であり、パリで最もおしゃれなデパートとも言われています。7区という場所柄、客層はどことなくスノッブ。ゴージャスなマダムや、裕福層の若い家族などが多い印象です。本館と別館の2館構成
ル・ボン・マルシェは、セーヴル・バビロン駅の目の前の本館、そしてそのすぐ裏手の別館の2館で構成されています。各フロアの内容は以下の通り。■本館
- 3階(日本の4階):旅行かばん、手芸用品、カジュアルウエア、免税カウンター1階(日本の2階):婦人服(ブランド)、下着、靴
- 2階(日本の3階):家具、インテリア雑貨、書籍
- 1階(日本の2階):婦人服(ブランド)、下着、靴
- 地上階(日本の1階):紳士服、化粧品、靴以外の婦人用小物
- 地下:紳士用小物、玩具
- 1階(日本の2階):婦人服(トレンド)
- 地上階(日本の1階):グラン・エピスリー(食品館)
- 地下:子供服
洗練されたセレクト
本館の地上階には人気ブランドのルイ・ヴィトン、シャネル、ディオール、グッチが入っており、老舗ブランドもしっかり押さえています。トレンドを押さえたセレクトには定評があり、定期的にブランドの入れ替えを実施。特に、別館の婦人服トレンドフロアでは、常にパリで最新のブランドを扱っており、ここで扱われることによって、路面店が増えて行くブランドも多数あるほど。今パリで何が流行っているかを把握するなら、トレンド館へGO!です。
さらに注目したいのは、別館のグラン・エピスリー。世界中からの食料品が揃い、塩やオリーブオイル、ジャム、紅茶、ワイン、チョコレート……あらゆるものが探せます。ここで扱われているものは、品質はもちろんのこと、パッケージデザインもセンスの良いものが多いので、お土産に喜ばれそうなものばかり。北側はお惣菜コーナーとなっていて、生ハムなどのイタリアンやもちろんフレンチのお惣菜も並んでいます。少し高めですが、味は保証付きです。
特別なサービスもあり
複数のブランドで買い物をする場合に、色々と便利でお得なのがデパート。まず、1日での買い物額が175ユーロを超えると、12%の免税が受けられます。そして、ここル・ボン・マルシェでは、それぞれのブランドでいちいち支払いをする必要がなく、受付で買い物前にショッピングシートを受け取り、後でまとめて支払い&受け取りをすることができます。同じフロアで免税もできるので、時間がかなり節約できて移動もスムーズ。その他、有料にてコンシェルジュやスタイリングサービスもあります。フランスならではのサービスやアドバイスを受けたかったら、試してみては。
他のパリのデパート、ギャラリー・ラファイエットやプランタンなどのような日本人顧客用サービスはありませんが、その内容と雰囲気はパリならではのエスプリが詰まっているル・ボン・マルシェ。おしゃれに敏感な人なら一度は行ってみたいデパートです。
<DATA>
■Le Bon Marché
住所:24, rue de Sèvres 75007 Paris
アクセス:Sèvres Babylone(メトロ10、12)より徒歩0分
TEL:01 44 39 80 00
営業時間:10:00~20:00(木・金曜は21:00まで)
日曜休