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マウントクック/ニュージーランド

マウントクック国立公園は、3000m級の山々が連なり、その谷間に氷河や湖が点在する山岳地帯。ここでの楽しみ方は、ヘリコプターや小型飛行機での遊覧飛行、ボートで氷河を見に行くツアー、ハイキングなど……。旅程や自分のスタイルに合わせて世界遺産を楽しんでみてください!

晝間 尚子

執筆者:晝間 尚子

ニュージーランドガイド

ニュージーランドの世界遺産、マウントクック国立公園

ニュージーランド最高峰マウントクックは一年中雪を被っている

ニュージーランド最高峰マウントクックは一年中雪を被っている©ニュージーランド政府観光局

ニュージーランド南島中央部にあるマウントクック国立公園は、3000m級の山々が連なり、その谷間に氷河や湖が点在する山岳地帯。先住民族マオリ語でアオラキ「雲を突き抜ける山」とも呼ばれています。ここでの楽しみ方は、ヘリコプターや小型飛行機での遊覧飛行、ボートで氷河を見に行くツアー、ハイキングなど。旅程や自分のスタイルに合わせて世界遺産を楽しんでみてください!

ニュージーランド周遊のパッケージツアーでは、マウントクックでお昼休憩程度の時間しかありませんが、マウントクックを満喫したいならふもとのビレッジに1、2泊するパッケージツアーがオススメ。ニュージーランド最高峰マウントクックの高くそびえ立つ雄大な姿が見られ、忘れられない思い出になるはずです。

マウントクックへのアクセス

マウントクックへ向かう道も絶景!

マウントクックへ向かう道も絶景!

南島中部のクライストチャーチと南島南部のクイーンズタウンの中間に位置しており、多くのツアーではその2都市間をバスで移動する際に立ち寄ります。両都市からマウントクックへの日帰りツアーもあります。レンタカーでは、クライストチャーチから約5時間半、クイーンズタウンからだと約4時間で、近隣の人気観光スポットのテカポ湖からは約1時間半でアクセス可能。

ふもとのマウントクック・ビレッジには、ホテル、ロッジ、ユースホステルなどの宿泊施設のほか観光案内所もあります。

マウントクックのウオーキングコース

フッカーバレーコース

フッカー谷トラックで通る第2の吊り橋©ニュージーランド政府観光局

マウントクック・ビレッジやその周辺には、初心者でも手軽に楽しめる10分程度の散歩コースから、半日程度のハイキングコースまで様々なルートが整備されています。ビレッジ内の森を歩く10分程度のボーウェン・ブッシュ・ウォークや、原生林を歩くガバナーズ・ブッシュ・ウォーク(1周約1時間)は時間に余裕が無い人でも気軽に森林浴を楽しめるコース。

ビレッジから徒歩1時間(車で10分)のホワイト・ホース・ヒルキャンプからの、フッカー谷トラック(往復3~4時間)は中でも人気のコース! 山の谷間を進み、2つの吊り橋を越えてフッカー湖まで行けば、湖に浮かぶ氷山やフッカー氷河、前方にそびえ立つマウントクックの雄大な景観を楽しめます。

各ウォーキングルートや説明が載っているパンフレットは、ビレッジにある観光案内所でもらえます。

ボートで氷河を見に行くツアー

氷山にこんなに近づける!

氷山にこんなに近づける!©Glacier Explorers

ボート乗り場まで歩くのも楽しい

ボート乗り場までの遊歩道

長さ29km、幅3kmにも及ぶ広大なタスマン氷河をボートで見に行くツアー「グレーシャー・エクスプローラ」。マウントクック・ビレッジから出発して、バスで遊歩道の出発地点まで移動。そこから30分程平坦な遊歩道を歩くと氷河が溶けてできたタスマン氷河湖のボート乗り場に着きます。ここから小型のボートに乗って、巨大な氷河や、湖に浮かぶ氷河から崩れ落ちた大小様々な氷山へ。太陽の光を受け幻想的な青い光を放つものや透き通る透明な氷河など、まさに感動の一言。氷河のすぐそばまで近寄ってくれるので、実際に触れてみることもできるんですよ。

ツアーは約2時間半(ボートは1時間)で、料金は140ニュージーランドドル。湖が凍る5月下旬から8月下旬にかけては催行されません。

<催行会社>

マウントクックで遊覧飛行

遊覧飛行

遊覧飛行でダイナミックな景色を一望!©ニュージーランド政府観光局

小型飛行機やヘリコプターでの遊覧飛行は、優雅にマウントクック国立公園を一望できる人気のアクティビティ。飛行機からは、間近に迫る雪を被った山々やその谷間にある氷河のダイナミックな景色を見ることができます。また、雪上や氷河に降り立つこともできるんです。

料金は20分ほどの手軽なフライトで215ニュージーランドドルから、約1時間のフライトで500ニュージーランドドル位。

マウントクックは年間を通して天候が不安定なので、状況によりフライトがキャンセルになることもあります。

<催行会社>
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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