保険は早く加入するのがお得
保険に入るときは、賢くお得に
山口さん:
誕生日前に入ると保険料が安いというのは確かにその通りですね。それ以外に「保険年齢」というものがあり、誕生日の半年前に年齢が上がる保険会社もあります。
女性は妊娠に関して切迫流産や妊娠悪阻での入院、帝王切開でも給付金が出るので、妊娠前に保険に入っておくことを強くおすすめしています。今妊娠中の人は、妊娠中でも入れる保険があるので(※保険会社により異なります)、加入できるタイミングを調べてみてくださいね。いずれにしても、早いほうがおすすめです。ただし、妊娠中の人は妊娠及び子宮に関しては部位不担保(その部位に関しては保障されない)になります。
過去2年間の健康診断で異常を指摘されると、保険に入れないこともあります。入れても、保険料が高くなってしまったり、部位不担保となることも。また、女性は痩せすぎで入れなかったり、不妊治療中で入れない人もいます。そのため、病気になる前、健康なうちに保険に入っておくということも、お得な保険の入り方と言えるでしょ う。
ルール4:
保険料が安い若いとき、健康なときに入ること
家計とのバランスは貯蓄を優先
――保険料の目安はどのくらい?山口さん:
年齢や子どもの人数、収入などによっても異なりますが、手厚すぎる保険は考え物です。亡くなったときに保険金がたっぷりもらえるとしても、今の生活が苦しいということにならないように注意したいですね。今ゆとりある生活ができる延長上に、将来の安心をプラスしましょう。
一つの目安としては、手取りの10~15%、できれば20%は貯蓄に回し、残りのお金のうち3~5%を目安に保険料を支払いましょう。くれぐれも、貯蓄すべき分まで保険料として支払うことのないように。ただし、学資保険はその性質上、貯蓄と考えてOKです。手取りの10~20%の貯蓄ができない場合は、生活費の使い道を見直さないといけませんね。
ルール5:
保険料は手取りの3~5%が目安。10~20%は貯蓄に回そう
貯蓄を減らしてまでの保険は不要
>> すべて保険でまかなおうとしなくても大丈夫