高速、かつ正確になったオートフォーカス
レンズキット使用時でAF速度は0.18秒とメーカー談。とにかく速いのは確か
ミラーレスデジタル一眼カメラといえばオートフォーカスがデジタル一眼レフよりも遅い、かつ不安定というのが定番だった。初期の製品では静止している被写体を撮影しても「あれ、微妙にずれているなぁ……」ということもあった。しかし、DMC-G3では充分な速さ、そして正確性がある。動きのある被写体に連続してピントを合わせることはまだ難しいが、一般的な撮影ではほぼ問題なくなっている。素直に撮影を楽しむことができるだろう。
フリーアングル液晶でローアングルも便利
こういった猫の撮影では、フリーアングル液晶ディスプレイは最強のアイテム(画像クリックで実写画像表示)
左右に180度、上下に270度、自由な位置に回転可能なフリーアングル液晶ディスプレイを搭載。やはりフリーアングル液晶は便利。ローアングル、ハイアングルも自由自在だ。通常の液晶ディスプレイを使っているときには「なくても大丈夫かな」と思えるのだが、実際に使ってみるとこれなしでは撮影できないと思えるほど。ミラーレスではやはり欲しい機能のひとつといえるだろう。46万画素搭載なので、画面も鮮やかだ。なお、電子ビューファインダ(EVF)も搭載しているが、G2までのファインダを覗きこむと自動的に表示が切り替わるタイプではなく、手動切り替えが必要。なおEVF、LCDともに表示している情報は同じものだ。
動画撮影中でも途切れることなく静止画撮影可能
動画撮影用のマイクはEVFの上。アクセサリで別途に外付けマイクも装着可能
これまで動画撮影機能を搭載していた多くのデジタル一眼カメラでは、「動画撮影中でも静止画撮影可能」と書かれていても、動画撮影が数秒ブラックアウトするということがよくあった。しかしDMC-G3ではそういったことはなく、動画撮影中にもなんの問題もなくSサイズ(2272×1704ピクセル)の静止画の撮影が可能になっている(G2でもほぼ同じような機能は搭載されていたが、その性能が上がっている)。フルサイズでは撮影できないのが残念だが、とりあえずブラックアウトなしに撮影できるのと、撮影できないのは大きな違いだろう。