日本文具大賞に見るカラーデザインの５大トレンド

2011年7月6日、第20回日本文具大賞が発表されました。日本文具大賞とは、デザイン、機能に優れた文具・紙製品を選出する日本最大の文具アワードのことで、機能部門、デザイン部門に分かれて審査が行われます。そこで今回は、グランプリと優秀賞に選ばれた文具のカラーリングの傾向に着目して、文具のカラーデザインの５大トレンドをご紹介します！！

【CONTENTS】
Page １：めったにない色でわくわく感を高める～針なしステープラー
Page ２：格好よく見える色でホンモノ志向をくすぐる～鉛筆削りの本格派
Page ３：トーンのバリエーションで魅せる～マスキングテープ
Page ４：良いものを求める人を惹き付ける～大人向け鉛筆
Page ５：シルバーとオレンジの出会い～錐をデザインしたシャープペンシル

めったにない色でわくわく感を高める～針なしステープラー

機能部門のグランプリに選ばれたのは、コクヨS&T株式会社の「針なしステープラー＜ハリナックス＞（ハンディタイプ）」です。ハリナックスは、主に、金属製のホチキス針を使わずに紙を８枚までをとじることができる機能が評価されましたが、「とじる力」を向上させるために、とじ穴の形状を矢印型にするなど、見た目の美しさや楽しさにも行き届いたデザインが採用されています。
本体表面は指紋が目立ちにくいマット仕上げになっていて、カラーは全５色、定番カラーの白と黒の他に、緑、ライトブルー、ピンクがラインナップされています。きれいな色は３色しかありませんが、ライトブルーのようなめったにない色がラインナップされていると、一目見た瞬間にわくわくし、うれしくなりますね。このような楽しい経験が、ハリナックスという新しいブランドの記憶となっていくでしょう。機能だけではなく、カラーリングについても優れた商品といえるでしょう。

次は、格好よく見える色でホンモノ志向をくすぐる～鉛筆削器の本格派「エンゼル-5 プレミアム/ロイヤル」 をご紹介します。