驚きのコストパフォーマンス
ボディサイズは全長4765mm×全幅1810mm。レガシィのステーションワゴンとほぼ同じ。2リッターエンジン+CVTしか選べないが、日本の道路環境なら不満の無い動力性能を確保している。ちなみにハイオク仕様になっているものの、一般的にアクセル全開にしない限りレギュラーで性能も燃費も変わらない。驚くのがコストパフォーマンス。普通、このクラスのステーションワゴンボディはセダンより20万円高い。加えてフル装備である。ザッと並べてみると、ヨーロッパ仕様と基本的に同じスペックということもあって、サイド&カーテン、ニーエアバッグ、横滑り防止装置など安全関係は全て標準。
さらにヘッドライトはインテリジェントAFS(ハンドル切った方向を向く)付きで、しかもロービームだけでなくハイビームもディスチャージ。アルミホイールや革巻きハンドルまで付く。普通なら300万円してもおかしくない装備内容。なのに250万円というプライスタグを付けてきた。
おそらく限定販売ということもあって戦略的な価格設定(相場より明らかに安い価格を言う)になったのだろう。興味深いことにメディア向けの試乗車も用意しないなど、売る気を感じない。こういったクルマは「買い」だと考えます。レガシィなどからの乗り換えにおすすめしたい。