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体目的の男性を、自分の仕事のチャンスに繋げる方法

モテる女性のいちばんの悩みは、その悩みを誰にも理解されないことだ。 きちんと会話ができる男性と付き合いたくても、寄ってくるのは女性をアクセサリーかなにかと勘違いしている「ただ寝たいだけ」の男性。彼らとどういうふうに接していく?

執筆者:斎藤 美海

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モテる女性

一般的な基準から見て恵まれている人間の悩みはなかなか打ち明けづらいもの

この間、読者モデルの経験もある超絶モテ子な女友達が、こっそりと悩みを打ち明けてくれた。

「あまり大きな声では言えないけど、モテることが幸せかっていったらそうではないと思う。ただ寝たいだけでデートに誘ってくる男の人もいるの。そういう気持ちが見えちゃうと、ほんとガッカリする。」

モテる女性のいちばんの悩みは、その悩みを誰にも理解されないことだ。 きちんと会話ができる男性と付き合いたくても、寄ってくるのは女性をアクセサリーかなにかと勘違いしている「ただ寝たいだけ」の男性。女友達には「あなたはいいよね、モテるから」と言われてしまうと、この胸の内は打ち明けられない、と。

「ただ寝たいだけ」の男性とはどんな人?

私は特にモテるという感じではないけれど、彼女の話は理解できた。私も「ただ寝たいだけ」の男性に、出会ったことがあるから。

あれは確か、21歳~22歳の頃。フリーのセラピストになったばかりで、キャリアを手に入れたかった。だからまずは環境から変えようと思い、プライベートの時間を使って色んな人に出会いに行った。性別も年齢も職業も問わず、仕事をバリバリ頑張っている人たちとの人脈を広げながら。人に会うことは「種まきの期間」だと思っていた。いつどこで、実となり花が咲くかわからないから、とりあえず色んな場所に撒いておくのが自分なりのルール。

その途中で出会ったのが、若くしていきなりお金を手にした男性たちだった。たとえば、いい大学を出たから年収が高いとか、ビジネスが当たった、とかで。若くしてお金を手にすると、男性がやることはだいたい決まっている。いい家に住んで、いい車に乗って、豪遊して、女の子をアクセサリー感覚でとっかえひっかえ。彼らにとって私は、ちょうどいいアクセサリーだった。歳が若い上に、元芸能人(自分では大したことじゃないと思っても、そういう目で見る人はいる)。

「ただ寝たいだけ」の男性を、仕事のチャンスに繋げるまで

自分は相手のことを人間として見ているのに、若い女の子としか見てくれないことに傷ついた。「私と話したいんじゃなくて、若い女の子と話せれば誰でもいいんでしょ?」と思ったし……。

でも、いちいちそんなことで挫けていられない。「ただ寝たいだけ」の男からでも、拾えるものはあるはず。縁を切ることぐらい簡単にできたけれど、敢えてしなかった。「友達が友達を紹介してくれて、その友達がまた友達を紹介して」というように今まで人とのご縁を広げてきたので、その人を切るとそこの脈は途絶えてしまう。その人の向こう側にいる人が、仕事をくれる人かもしれないのに。

だから、馬鹿なフリをして、仲良くなっておくのが最善の方法だった。「あなたは若くて思い通りになりそうな女の子だと思ってるけど、私はその先まで見据えているのよ。あなたから知見や人脈を引き出そうとしているの」と心の中で思いながら、馬鹿にされてもいつでも笑顔で話を聞いていた。

因みに、このAll Aboutの仕事を紹介してくれた方とも、実は7人の友達を介して知り合っている。人と出会い、会話をしていくなかで、恋愛コラムを書けるかもしれないと考えはじめた。あのとき「ただ寝たいだけ」の男性をその下心だけで嫌い、会話すら拒否していたら、恋愛コラムを書くことは思いつきもしなかった。
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