美術館/美術館レビュー

金沢21世紀美術館(4ページ目)

古都として知られる金沢で生まれた新しい文化の発信地、金沢21世紀美術館は、2004年の開館以来そのオリジナリティ溢れる展示、建物、試みが世界中から注目を集めています。この金沢21世紀美術館について紹介します。

浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド

思わず長居してしまう、ここちよいカフェ&ショップ

金沢21世紀美術館といえば、カフェやショップのこだわりも見逃せません。
撮影:池田ひらく 写真提供:金沢21世紀美術館

撮影:池田ひらく 写真提供:金沢21世紀美術館

カフェレストラン "Fusion 21"のコンセプトは「美術館で第2の感動」。そのコンセプトどおり、目にも鮮やかな料理が勢揃い。

カフェの大きな窓から差すあたたかな日差しはとても心地よく、美術館の芝生やオラファー・エリアソンの《カラー・アクティヴィティ・ハウス》を眺められます。
ランチのバイキングは大人気

ランチのバイキングは大人気

加賀野菜をはじめ地元の食材をふんだんに利用したお料理は、いつも大人気。とくに、お昼のランチバイキングはいつも行列。バイキング専用のパレット型のお皿に自分の好きなように料理を盛り付けていると、ちょっとだけ芸術家の気分。
季節の果物をふんだんに取り入れたスイーツも。

季節の果物をふんだんにとりいれた和風パフェも人気。

また、ミュージアムショップはオリジナルグッズも充実。このショップでしか手に入らないマグカップやペーパーウェイトなどは金沢のお土産にも最適なものばかり。
撮影:池田ひらく 写真提供:金沢21世紀美術館

撮影:池田ひらく 写真提供:金沢21世紀美術館

マグカップは、美術館の外観をイメージした筒形。ころんとしたフォルムが手に馴染みます。
マグカップundefined1個undefined¥1,260 美術館の外観をイメージした筒型のマグカップです。

マグカップ 1個 1260円(税込)
内側のふちにあるロゴもかわいらしい

ペーパーウエイトもまた、美術館の特徴のひとつであるガラス外壁をイメージしたもの。クリスタルのどっしりした質感と、丸い形の組み合わせが素敵です。
ペーパーウェイトundefined¥3.150 美術館の特徴であるガラスの外周壁をイメージした クリスタルのペーパーウェイトです。

ペーパーウェイト 3150円
美術館の特徴であるガラスの外周壁をイメージした クリスタルのペーパーウェイトです

ショップやカフェは、もちろん入場無料。お隣の名庭園、兼六園からもすぐですので、観光の一休みスポット、お土産探しの場としてもどうぞ。


外まで見通せるガラスばりの美術館は、逆に外の通りから芝生、ガラス壁のなかにいる人々、さらにそのむこうにある光庭にある作品まで見通せます。場所によっては、美術館の人気作品《スイミング・プール》や、その作品を観賞している人々まで目に入ることも。

金沢21世紀美術館の素晴らしいところは、こんな光景が街一番の中心地で見られるということ。

美術を心の底から楽しんでいる人々の姿が自然と目に入ってきて、美術を知らない方であっても、気づかないうちに明るい気持ちになれる。訪れる人だけでなく、周囲全体をハッピーにする美術館なんですね。

この美術館のためだけに、金沢を訪れてもよいくらい素晴らしい美術館なのです。

<DATA>
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
TEL:076-220-2800
開館時間:展覧会ゾーン/10:00~18:00(金・土は~20:00まで)、交流ゾーン/9:00~22:00
入場料:交流ゾーンは入場無料、展覧会ゾーンは有料(企画展ごとに異なる)
休館日:月曜(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始

公式サイト


金沢の観光情報をもっと知りたい方は、[金沢]All Aboutもご覧ください。

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