グローバル人材を目指そう
もちろん、異文化コミュニケーションを成り立たせるには、語学を理解できるだけでは不十分です。海外経験がなくても日本にいながら人との交流を多国籍化し、ライフスタイルや生活習慣も多様化させることで、日本人の中でもずいぶん異文化コミュニケーションに慣れてきた方が増えてきたように思います。こうした状況が、外資を目指す原動力になっているのかもしれません。
1.外資で働く人のキャリアのパターン
外資で働く人の多くは元日本企業出身者
一度外資で働き始めた人の多くは、そのまま外資のキャリアを継続する傾向もあります。つまり外資から日本企業に戻る人は稀だということです。何がそれほど外資に魅力があるのか、その理由を正確に理解して頂くことが、実は外資で成功するための大きなヒントになります。まずはその点について掘り下げてみましょう。
2.外資で通用するのは世界の常識だけ
外資の常識は世界の常識
つまり世界のあらゆる地域で異なる国籍のビジネスパーソンと付き合ったとしても、グローバル企業で働くビジネスパーソンである限り、求められるビジネススキルは共通しています。
たとえばダイバーシティ(多様性)について。グローバル企業では多国籍、多言語、多文化のビジネスパーソンが一緒に働くことを前提にした企業文化が根づいています。自分と違う価値観や考え方を受け入れたうえで、論理的で戦略的なディスカッションをするということは「言うは易し」なのです。しかし、それを実践するのは「行うは難し」であり、相当の訓練が必要です。