FIAT(フィアット)/フィアットの試乗レビュー・車種情報

“イタリア”を体現する老舗ブランド、フィアット(2ページ目)

100年以上の歴史をもち、多くの名門ブランドを傘下に収める、イタリアを代表するメーカーがフィアット。イタリア国民の日常を支えるパートナーとして、数々の名車を世に送り出してきた。そんな“ザ・イタリア”のよくできた実用車に乗れば、ちょっとしたイタリア人気分に浸れる。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド


“土着色”の強さが魅力のひとつ

デザインだけでなくベースモデルでも走りをないがしろにしない、乗っていて心が妙に浮き立つクルマである。クルマは生まれた国や地域の、歴史や文化、民族、生活、環境、気候がすべて内包されている、実に“土着色”のある工業製品ではないだろうか……。イタリア車に乗れば、イタリア人になった気分に。グローバル化の進む今、その度合いが他の国のクルマに比べて一段と強いこともイタリア車の魅力だ。

“イタリア人の日常を歓びに変える”フィアット500

フィアット500

 

往年の名車のコンセプトを継承、その雰囲気を現代に再現したレトロモダンカー。最新パワートレインなど、サイズやパッケージはまるで違うものの、“イタリア人の日常を歓びに変える”というコンセプトは不偏。そのコンセプトと愛くるしいスタイルは日本人の心にも響いている。ボディタイプは2種類、より古典に寄り添うならキャンバストップのCを。

必要十分にして心浮き立つ、フィアットパンダ

フィアットパンダ
往年の名車の2代目となるが、初代に囚われることない個性的なデザインのハッチバック。日常生活における必要十分なパワー、ポテンシャルの高いシャシーパフォーマンスなど、走りの完成度も高い。他のイタリア車と同様、乗っていて心が浮き立つクルマである。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます