往年のチンクと同じ方式のトップ

車両価格は、「1.2 8V ポップ」が239万円、「1.4 16V ラウンジ」が289万円。さらに、50台限定の特別仕様車「1.4 16V ラウンジSS」も299万円で発売された

ここ10年ほどの、欧米の多くのメーカーで見られたリバイバルブームの中でも、チンクエチェント=フィアット500の復活劇は、とりわけ印象深いものでした。本国をはじめ世界中で大いに話題になっているのは、すでに報じられているとおりです。2008年2月より導入されている日本も例外ではなく、徐々にその数を増やしているところです。そして2009年、そのオープントップモデルである「500C」が追加されました。日本でも7月より受注が開始され、9月よりデリバリーがスタートしています。

ポップ、ラウンジとも500C専用デザインのシートが与えられる(写真はラウンジ)

グレード体系は、ベーシックな「1.2 8Vポップ」と、上級の「1.4 16Vラウンジ」の2タイプ。クローズドトップモデルほどの多彩なラインアップにはなっていませんが、これで十分でしょう。エンジンスペックや装備内容は同じグレード名のクローズドトップモデルに準じています。

ボディサイズはほぼ同等で、車体重量は、1.2 8Vポップがベース車比40kg増の1020kg、もともと固定式ガラスサンルーフを標準装備する1.4 16Vラウンジについては同10kg増の1060kgと、比較的小さく抑えられていることも特徴です。それが可能となったのは、500Cが、往年のチンクエチェントのオープントップモデルと同様、ABCすべてのピラーを残し、ルーフ前端からリアウインドウまでをソフトトップとしたスタイルを採用しているからといえるでしょう。
ボディサイズは、3545mm×1625mm×1505mmとベース車と全長、全幅は同一で、全高のみ10mm異なる


次ページでソフトトップの仕組みをチェック