ステップ1として、「頭金」に充てられる額を計算しましょう。まず、貯蓄からマイホームのために使えるお金はいくらかを考えます。次に、そこから諸費用として必要な額を差し引きます。

頭金

現金で出せる額を把握

「現金をいくら出せるか」は、「手元に残すべき貯蓄はいくらか」を考えることで把握できます。

手元に残したいお金としては、「いざという時の備え」が挙げられるでしょう。どの程度とするかは、シングルかファミリーか、ファミリーであればどのような家族構成かによって異なります。一般には生活費の6か月~1年程度と言われますが、これはあくまでも目安。ちょっとした臨時の支出にも耐えられず、より条件の悪いローンを利用せざるを得なくなってしまうケースも見られます。自分にとって安心できる額を手元に残すようにしてください。

あわせて、「使い道が決まっているお金」も手元に残します。これは、今後のお金の使い道によりますが、例えば、子どもの教育資金が挙げられるでしょう。住宅ローンをできるだけ少なくしたいという理由から、2~3年後に使うことの決まっているお金まで投入してしまうケースも見られますが、「マイホームのせいで、何かを諦めなくてはならない」といったことにならないようにしましょう。

その他、親などからの援助があるようなら、これも現金部分にカウントできます。例えば、資金贈与を受けるほか、借入れをしたり、取得する家を共有にしたりといった方法が挙げられるでしょう。
 

マイホーム取得に必要な諸費用を差し引く

ところで、マイホーム取得のために現金で出せる金額が、そのまま物件を取得するにあたっての頭金になるわけではありません。頭金に充てられる額は、現金から諸費用を差し引くことで算出できます。

マイホーム取得に必要な諸費用としては、「マイホームに必要なお金って?」でご紹介したローン事務手数料、ローン保証料、団体信用生命保険料のほか、登記費用や仲介手数料などもかかります。これらの諸費用は、具体的な物件が決まっていない段階では、総予算の1割程度を見込んでおくといいでしょう。

なお、「思ったよりも頭金が少ない」という人は、購入計画を見直すことも必要です。取得を決めたのであれば、取得までの期間で頑張って貯蓄をしましょう。目標がはっきりしているからか、マイホームの取得を決めてから、実際に手に入れるまでの期間は、お金が貯まりやすいようです。

「頭金」がいくら準備できるのかが把握できたところで、無理のない「住宅ローン」の返済額について考えてみましょう。
 
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