大人の女に男性にも分かるセックスアピールがない理由
大人の女性は中身! それを言い訳に、緩んでいくからだを放置していませんか?
そもそも、一般的なセックスアピールとは、肉体的なエネルギー(若さ)であり、精神的な不安定さであり、恋愛に対するギラギラ感。だから多くの30~40代女性が、分かりやすいセックスアピールを持っていないのも当然なのだ。何も憂うことはないし、あせって色気づこうとすることもないけれど……。
とはいえ、“友だちどまり”のままにしておくと、やっぱり異性を感じてもらえないし、本当に友だちのままで終わってしまう。意中の彼に「友だちだ」と決めつけられる前に、出来る限り、女としてのアピールをすることは大切だ。
では、30代以降の女性にとっての“女アピール”ってどうすればいいんだろう。人それぞれの女としての魅力のポイントは異なるから、一概には言えないけれど、はっきりしているのは、表面的でステレオタイプなお色気大作戦(露出過多なファッションややり過ぎメイク)はいらないということ。年月を重ねた素材が、むしろ、安っぽく見えてしまう。
とはいえ、もちろん、外見的な配慮がいらないというわけじゃない。むしろ最重要。年齢を重ねるほど、細部まで清潔感が行き届いていなければ、くすんで見えてしまう。自分にとっての色気や女らしさを客観的に見極めて、主観的に表現できるようになりたいところ。
まずは、見た目で正しく(程よく)女を表現した上で、最終的に大切なのが、彼に対して内面的な女性らしさを表現すること。それは、形としての行動(ボディタッチやお酌をする)というよりは、向き合う彼に対しての素直さやストレートさ、身をゆだねるリラックス感などの心持ちのこと。逆に言うと、女としての素直な心持ちさえ大事にしていられれば、自然にボディタッチやお酌も出るだろうし、帰り際に「まだ一緒にいたい」も言えたりする。
すごくシンプルなことだけど、これができない30女、40女は多い。テクニックとして女らしさを身につけようとすると、不器用で生真面目な女子は固まってしまう――ものだけれど、本当は、誰の中にもある内面の女性性を、ただ、肯定して大事にするだけで、女らしさって自然にアピールできるのではないかとおもう。
次回は、もうひとつの恋が続かないパターン、「せっかく付き合うところまで持ち込んだのに、3カ月~1年程度で深まりきる前に別れてしまう」というパターンについて分析してみます。