花街の風景とフランスの雰囲気
個性的なカフェを見つけるのも神楽坂ならではの楽しみ。こちらは昭和なたたずまいのカフェ『トンボロ』と『SKIPA』。お父さんと息子さんが1軒ずつ経営しているという話題のカフェです(住所:新宿区神楽坂6-16 地図:Yahoo!地図情報)
現在は5軒の料亭と約30人の芸者さんが神楽坂の花街を支えていて、お座敷がかかる夜になると、趣ある横丁で芸者さんとばったり、なんていう場面もあるかもしれません。また路地には、町屋造りの建物などを利用したレストランやバー、カフェがオープンしているので、神楽坂らしい雰囲気の中、ラグジュアリーにもカジュアルにも飲食を楽しむことが可能です。
さて神楽坂の街のもう一つの特徴はフランスの雰囲気が漂っていること。「フランス人学校が近いから」とか、「日仏学院があるから」、「神楽坂の街並みがパリに似ているから」など理由は諸説ありますが、フランス人が多く集まり、フレンチレストランやフランスらしいたたずまいのカフェなどが街のあちらこちらに存在しているのです。
日仏学院は神楽坂通りより新宿寄りのエリアにある、本場のフランス語を習得したい生徒が通うフランス政府公認の語学学校。校内には緑豊かなフレンチレストラン『ラ・ブラスリー』や、パリの街角にありそうな書店などがあって、学校以外の魅力も併せ持ったスポットです。
地図:Yahoo!地図情報
神楽坂通りと日仏学園の間に位置するホテル『アグネスホテル東京』もフランス的風貌のプチホテル。ホテルの一角にあるパティスリー『ル・コワンヴェール』は、本格フランス菓子が美しく並ぶお店。蒼井優さん主演の映画『洋菓子店コアンドル』の製菓総合監修はこちらのシェフパティシエが務めたそうです。
地図:Yahoo!地図情報
他にもフランス人が切り盛りするビストロや、ブルターニュ地方の郷土料理・ガレットの専門店など、フランスから切り取ってきたようなお店が多々。和とフランスの風味が絶妙なバランスで素敵な街を作り出している……それが神楽坂の魅力と言えましょう。
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