資産運用編5つ~運用経験は必須。特に老後資金準備に自覚を
11.資産運用未経験であれば、今すぐ証券口座を作り経験を積む12.資産運用経験者なら、運用経験を高め、資産額を増やすことを考える
13.退職金や企業年金はどれくらい確保できるか調べてみる
14.老後資金準備として60歳までどれくらい確保するか考えてみる
15.親からの相続についても少し考えてみる
最後は資産運用についての5項目をあげています。「運用経験は必須」だと思ってください。今は少額だから運用経験は不要だと思っていても、退職金をもらった後に運用初体験というのはリスクが高すぎます。数千万円のお金をぶら下げた、金融機関のカモにならないためにも、今ある資産を増やしていくためにも、運用経験を積んでほしいところです。
運用経験がある人は勉強を続けながら、リスクとリターンのバランスの取れた運用経験を蓄えていきましょう。全財産を高いリスクのある運用に突っ込み、すっからかんになるような年齢ではありません。分散投資はきちんとしておきましょう。
教育資金や住宅ローンの負担をこなしつつ、老後資金準備が必要なのですが、老後資金準備の最低目標は3000万円を考えて欲しいところです。これは会社員の場合なので、自営業者はさらに上積みが必要です。そうなると、かなり真剣に資産形成を考える必要があると思います。
退職金や企業年金がどれくらいかも、一度調べておきましょう。必ず保証されるとは限りませんが、目安として知っておけば、老後資金準備計画が具体的になってきます。
最後に、相続も意識しておきましょう。相続財産がほとんどないということを確認するだけでも重要ですし、親の一軒家があって、子どもは3人ということならお金の問題が生じます。親の財産状況は聞き出しにくいものですが、病院で親の最期の瞬間に慌てることのないようにしておきたいものです。
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40歳は「不惑」ともいいますが、おそらく現代の40歳は迷うことだらけだと思います。人生はまだ進行中で、乗り越えなければいけない課題は山積みのはずです。
しかし、仕事も家庭も忙しい時期ですので、じっくり考えることは日常生活で難しいのではないでしょうか。
お金の問題も整理し、解決をしていなかければならないテーマがたくさんありますので、40歳という区切りのときに、ぜひ一度見つめ直してみてください。
結婚している場合は、配偶者と話し合ってみるのもいいでしょう。お互いの意見のズレが分かるだけでも話し合うことは大切です。もちろんできるだけ一致点を探しておきたいところです。
独身の場合も、独身の友人と意見交換してみると思わぬ発見があるはずです。自分の状況を客観的に整理して、どうシングルライフを楽しんでいくか考えてみてください。
40歳の区切りは、過去を振り返るより、未来を考えるテーマが多いはず。ぜひ、今回紹介した15項目を役立てて、未来に希望をもった40歳の誕生日を迎えてください!