外貨預金・外貨MMF/外貨預金の通貨の特徴を知ろう!

金利5%超!ブラジルレアル建ての外貨預金が登場

2011年5月よりソニー銀行が取り扱いをスタートしたブラジルレアル建ての外貨預金。高金利なブラジルレアルのの魅力や商品の特徴を紹介します。

國場 弥生

執筆者:國場 弥生

外貨預金・外貨MMFガイド

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人気を集めるブラジルレアル

ブラジルの政策金利は、2011年6月に0.25%引き上げられ12.25%になりました。

ブラジルの政策金利は、2011年6月に0.25%引き上げられ12.25%に

国内の低金利を避けて海外へ投資する傾向が続いています。そんな中で、特に人気を集めている通貨はオーストラリアドルやブラジルレアルなど。人気の理由は、なんといってもその金利の高さにあります。

2011年5月時点の政策金利は、オーストラリア4.75%、ブラジル12.00%。日本(0.0~0.10%)やアメリカ(0.0~0.25%)、ユーロ圏(1.25%)と比べると、その差は歴然としています。

外貨預金の登場でブラジルレアルが身近に

オーストラリアドル建ての金融商品は、外貨預金や外貨MMFを含む投資信託、FXなど、種類も取り扱う金融機関の数も豊富ですが、ブラジルレアルに投資する手段はそれほど多くはありません。

ブラジルレアル建ての債券に投資する投資信託や、欧米の債券に投資しながらさらにブラジルレアルの高金利を受け取るしくみの投資信託、あるいはブラジルレアル建ての債券を直に購入するといった方法がありますが、取り扱う金融機関が限られていたり商品のしくみが複雑だったりするため、初心者には手を出しにくい印象があることは否めません。

そんな中、登場したのがブラジルレアル建ての外貨預金。2011年5月よりソニー銀行が取り扱いをスタートしています。

外貨預金は、基本的なしくみは円預金と似た点の多い金融商品。円預金と同じように普通預金、定期預金などの種類があり、必要なときすぐに引き出したいなら普通預金、1カ月、1年など一定期間預ける代わりに高い金利を受け取りたいなら定期預金と使い分けることも可能です。

投資信託や外国債券に比べるとなじみもあり、身近に感じられる人も多いのではないでしょうか。また為替リスクがある点について注意することをお忘れなく。

商品の概要

ソニー銀行が扱うブラジルレアル建ての外貨預金には、普通預金と定期預金があります。普通預金はいつでも預け入れることができますが、定期預金は募集期間内(1週間程度)に申し込み、締め切り後に預け入れるという方式を採用しています。

気になる金利(2011年6月15日時点)は、普通預金0.60000% 1カ月定期預金4.90000 %、3カ月定期預金5.10000 %となっています。

申し込みの最低単位は、普通預金1ブラジルレアル、定期預金2,000ブラジルレアル。1ブラジルレアル=約51円(2011年6月15日時点)とすると、10万円程度から定期預金が始められることになります。

そのほか、円とブラジルレアルを交換する際に必要な為替手数料は、1ブラジルレアル当たり1円です。

為替レートの動きを把握するのに役立つチャートやレポートなども充実しているので、しっかり吟味して、少額からチャレンジしてみるのも手かもしれませんね。

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