パートナーの携帯を見ていませんか?
パートナーの携帯に、あなたの幸せは入っていません!
はっきり言いますが、パートナーの携帯なんて見て、良いことはありません!
例えば、もしあなたがパートナーと喧嘩をしたとき、ストレス解消のために、友達に彼の悪口を書いたメールを送ったら、彼が勝手に自分の携帯を見て、文句を言ってきたらどう思うでしょうか? 気まずい気持ちを持つと同時に、「どうして自分の携帯を見たのか?」と、彼に対して怒りと共に幻滅しませんか?
相手と自分の価値観がすべて一致するなんてことはないので、時には相手への不平不満をよそで発散していることだってあるでしょう(※浮気ということだけではなく)。でも、そうしているからこそ、二人で一緒のときは、うまくいっていることだってあるものなんです。
パートナーの携帯を敢えて例えるならば、「鶴の恩返しの機織り」のようなものです。
自分が鶴であることを隠して、おじいさん、おばあさんの前では娘の姿でいたように、パートナーも理想的な恋人、夫でいられるように、陰ながら努力をして、自分のバランスを取っていたりしているものなんです。それこそ「見たらダメ!」と言っているのに、携帯を見てしまったら、物語同様「さ~よ~う~な~ら~」という結末にもなってしまうかもしれません。
携帯を見るという行為は「あなたを信用していませんよ」と言っているようなものなので、信頼関係を失う可能性は大です。それに物語でも、娘が「自分が鶴であること」を知られたら居づらいように、パートナーも自己のバランスをとるために発散している自分を知られたら、今まで通りにはいかないことだってあるものです。それだけ「知られたくない自分を知られる」というのは、居心地が悪いことだからです。
親しきものにも礼儀あり!というのは、血の繋がった家族ですら、大切なことです。結局、相手の携帯を見てしまうという行為は、「相手への依存度が高いこと」や、「精神的な自立ができていないこと」が原因だったりします。
もしパートナーと良い関係を続けたいのであれば、束縛をすればするほど、お互いに苦しくなることを知るのは大切です。どんなにパートナーとの距離感が近くても、「相手は自分とは違う人間なんだ。その上で、一緒にいてうまくやっていくことが大切なのだ」ということを、理解した方がいいでしょう。