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彼に愛される“自分磨き”とは……自己満足になってない?

ステキな出会いのため、彼にもっと愛されるために自分磨きに精を出す女性は多いと思います。でもそれは本当に彼のためになるのでしょうか。自分では魅力倍増しているつもりが、恋愛的には勘違いということも。果たして、彼に愛される真の自分磨きとは?

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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ほとんどの自分磨きは自己満足

「他の女よりも美しくならなきゃ!」それはあなたの自己満足。美しくなることと彼に愛されることは、イコールとは限りません。

「他の女よりも美しくならなきゃ!」それはあなたの自己満足。美しくなることと彼に愛されることは、イコールとは限りません。

■外見磨きも大事。だけど……
「自分磨き」は、大人の女性にとって永遠のテーマ。内面磨きももちろんのこと、おそらく女性のほとんどは外見磨きをイメージするのではないでしょうか。

女性に生まれたからには、女らしくセクシーでありたいのは当然。好きな彼を夢中にさせるような、スタイルと美貌を手に入れたいと思うはず。だけどもしあなたが望むような美しさを手に入れたところで、彼は夢中になってくれるのでしょうか。

答えはNO。ほとんどの男性は、女性のあなたが思うほど外見へのチェックは厳しくありません。好みもありますが、決してガリガリのモデル体型ばかりがモテるわけではないように、むしろ完璧な美より少々スキがあるほうが、男性ウケはいいのです。

たとえばジェルネイルで盛られた指先も、男性からみれば自己満足の世界。長くて不潔っぽく見える爪よりも、短く切り桜色に塗られたネイルのほうが、男性からの好感度は高いはず。

男性が女性を見る目は意外と保守的。どんなファッションが流行ろうと、清潔感のある女性が好まれるのは、いつの時代も変わりません。目が2倍大きく見えるメイクを練習するよりも、素肌の美しさに気を使うほうが愛される近道です。

■性格は変えられなくても
内面磨きも大事な課題。しかし実際のところ、何をどう磨けばいいのかわかっていない人は多いのではないでしょうか。ベストセラーの本を片っ端から読んでみたところで、あなた自身の心が動かされなければ何の意味もありません。それならば、友人や上司や後輩などいろんな立場の人とじっくり会話をするほうが、ずっと学びは多いはず。

そもそも人生の根幹が揺らぐほどの事件やショックでも経験しない限り、人間の本質を変えるのは容易なことではありません。

たとえばダイエット。ほとんどの人は「明日からがんばる」と決意しても、ひと月もしないうちに元通りになってしまいます。たかが食生活やちょっとの運動でも、ライフサイクルに組み込んで習慣化するのは難しいという代表例です。

では何もしなくてもいいのかといえば、それも違います。

この世に完璧な人間など、どこにもいません。だからこそ、私たちは「もっと成長したい」と常日頃から考えています。内面磨きはむしろ、ライフワーク的に取り組む事柄です。「彼にもっと愛されたい」などその時々で目的を持つことは、モチベーションアップに役立つでしょう。

結局は自己満足の域を出ないかもしれませんが、大事なのは心がけ。
「別に何もしなくても」と怠惰に生きている人と、常に「もっと魅力的な人になりたい」と考えている人では、長い人生の間には大きな差が出るはず。

ピントをどこにも合わせていなければ何も発見できないし、何も得ることもありません。逆に常日頃から意識していれば、あらゆるものにフォーカスが合いやすくなり、結果、多くのものを吸収し、おのずと深みのある人間に成長できるのです。

好きな人に愛される「自分磨き」について、さらに掘り下げてみましょう。
 

彼に愛される自分磨きとは

いくら自宅住まいでも、給料のほとんどを浪費するような生活ぶりでは、彼も結婚をためらってしまうかも。

いくら自宅住まいでも、給料のほとんどを浪費するような生活ぶりでは、彼も結婚をためらってしまうかも。

■大人として「自立」できてますか?
たとえば彼に愛されるために、お料理上手になろうとするのは微笑ましいこと。だけど料理教室に通う反面、経済的自立ができないフリーターで洗濯や掃除は母親任せ……なんて生活をしていたら、彼は本当に喜ぶと思いますか?

視点を変えて説明しましょう。

彼女であるあなたを喜ばせるためローンを組んで高級車を買い、最新のファッションに身を包んだイケメンの彼。だけど実態は失業中で就職活動をしている様子もない……あなたの彼氏がそうだとしたら、きっと頼りなく感じますよね?

同じことなのです。
男だからとか女だからとかではなく、大人として自立した生活ができることは、恋愛の上でも相手を判断する基準になります。

何よりも大事なのは、大人として自立していること。何もかも自分ひとりでできる必要はありませんが、できるだけ他人に迷惑をかけずスマートに生活ができることは、女性である以前に成人した大人として必要なスキル。まずは日常生活全般の見直しを。

経済的自立はもちろんのこと、精神的な自立も大事なポイントです。親しい相手ほど「持ちつ持たれつ」という関係は生じやすく、また親しいからこそ甘えられるという見方もありますが、どちらか一方だけが必要以上に依存してしまうと相手は負担になってしまいます。

たとえつき合う前であっても、適齢期の男性は意外とシビアに見ています。結婚を視野に入れた真面目なお付き合いを望む女性は特に、まずは自立を目指しましょう。

■現代に必要な「花嫁修業」とは
現代の結婚生活は、夫だけが稼ぎ頭というのはむしろレアケースになりつつあります。つまり、専業主婦になるための家事スキルを磨くより、仕事を続ける前提で人生設計を描き準備しておくことが、婚活女性に必要なスキルです。

まずは、職場における既婚女性の先輩をお手本に、キャリアプランを考えてみましょう。

育児休暇明けの復帰が難しい職場であれば、転職を視野に入れたキャリアを身につける、あるいは会社の制度そのものが変わるよう働きかけてみるなど、方法はさまざまです。家事も手抜きしたくないのであれば、自宅でできるような仕事を今から目指してみるのもひとつの方法。いずれも、あなたの望むライフスタイルから、仕事そのものへの取り組み方を考えてみるのは大事なことです。

どんな自分磨きも、結局は自己満足なのかもしれません。だけど「明日もっとステキな自分になりたい」と意識している女性は、それだけでキラキラと輝いています。そんなあなたを、ちゃんと彼は見ていますよ。

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