チャートを使って株価の動きを読む
株が上がるのか、下がるのか、読むのは難しいが…
これは株式の売買をするときの、とても重要な問題の1つだと思う。特にデイトレードからスイングトレードといった、比較的短いスパンでの投資(投機)の場合には、その重要性がさらに増していく。
株価が上がるか下がるか、あるいは動かないかの判断をするためには、何らかの指標や情報が必要になるが、その1つがチャートだ。みなさんもよく目にするのではないかと思うが、白と黒(あるいは青)の棒がいくつも並んだ、あの図である。
このチャートは、ごく簡単にいえば過去の株価の動きを示している。 日経平均株価や有名な会社の株価の動きも、チャートがあれば一目でわかってしまう。もちろん、それぞれの銘柄によって動きは異なるのだが、共通点として言えることは、株価の動きにはクセがある場合が多いということ。それをうまく読み取れれば、株価が上がるのか、下がるのかがある程度見えてくるというわけだ。(もちろん100%当たるというわけではない)
下値支持線を知る
株価のクセを読むという点でけっこう使われているのが、下値支持線だ。これは、株価がそのラインまで下がってくるとなぜか反発することが多いというライン。株価の下落を支えるから「支持線」と呼ばれている。もちろん支持線はチャートに描かれているわけではないので、自分で見つけて描く必要がある。でも、それほど難しい作業ではなく、下のチャートのように、株価が反発しているところを線で結ぶだけという、いたって簡単な作業。1本しか描けないということではなくて、複数引くことができる。