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沈黙が恐い方のための、会話が途切れないコツ

気心の知れた方との沈黙はあまり気にならないもの。しかし、あまり親しくない方との気まずい沈黙は困りものですね。そこで、会話を途切れさせずに相手の方に心地よく話してもらえるノウハウをお伝えさせて頂きます。

諏内 えみ

執筆者:諏内 えみ

暮らしのマナーガイド

社交スキルをフル活用

会話が途切れないコツ

「親しい人とは大丈夫なんだけど…」

誰かと会う前や、偶然会ったらすぐ、前回コンタクトを取った際のことをできるだけ細かく思い出しましょう。

「先日は長時間、ありがとうございました。おかげ様で…」「この間はお電話を頂き申し訳ありませんでした。その後…」「あ、お風邪治りました?」など、前回共有した件をいくつか準備しておくのが有効な方法です。

また、「○○線、事故で動いていないみたいですよ」「○○での地震、心配ね」と、ニュースなど様々な情報も話題の提供には欠かせません。沈黙を回避したい方は、この程度の話題は毎日必ず用意しておきましょう。記憶やメモをたどって話し上手になるか、ボーッとして気まずい沈黙になるか…あなたはどちらを選びますか?!

お天気の話題、しますか?

お手軽で自然な話題は、何と言っても気候の話となりますね。「今日は一段とお寒いですね」「夕方から雨が降るそうですよ」「風が強いですね」「ハッキリしないお天気が続いてますね」…etc. お会いしてすぐでも、会話が途切れた際に遣ってみるのもGOOD。ただし、『お天気の話題には頼らない会話上手な人』と思われたい方は、あえて気候の話をしないという選択もあります!

効果的な質問 

相手の方が発した言葉や話題を繋げていくもうひとつのコツは、上手に質問を組み込んでいくことです。

例えば、
「道が混んでいたので」→「あら、どの辺りが?」
「これ、おいしいわ」→「ほんとね。じゃあ○○もお好き?」
「昨日、○○へ行ったのですが」→「おひとりで?」

このように、相手の方が簡単に答えられる質問を入れていくと、興味を持って聞いていることが伝わり、もっと話したいと思わせることができます。ただし、相手がすぐに答えられる簡単な質問にしないと、脱線して話の腰を折ってしまう可能性もありますので、お気をつけ下さい。

簡単! くり返し術

さて。「もう話題が尽きてしまった…」という場面では、せっかく相手の方が発した言葉や話題は大切に繋げていきたいものです。そこで遣ってみていただきたいのが、相手が発した単語や短いセンテンスのくり返し、です。

「先日、大阪出張に参りまして…」→「あ、大阪…!」
「山手線が遅れまして」→「山手線が?」
「そこのチョコレートがとてもおいしいかったんですよ」→「チョコレートが!」

これらは、「はい」「ええ」「そうですか」「本当ですね」といったただの相づちではなく、相手の方の話す意欲をグッと高めてくれる簡単なパフォーマンスですので、ぜひお試し下さい。

でも、沈黙を恐れないで!

このようにせっかく話題をいくつも用意しておいても、突飛な話題変更や投げ掛けは“頑張りすぎている感”を与えてしまいます! そこで、もう話題が出尽くしてしまったら…下手にあがくことなく、『私はこの沈黙、全く気にしていません』オーラを流し、堂々としてみてはいかがでしょうか? 自分が思うほど、意外と相手の方は気にしていないかもしれませんよ。
 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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