NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

新型ティーダは「レクサス」よりイイ!?(2ページ目)

日産が上海ショーで新型ティーダを発表した。新型サニーを昨年末の広州ショーで発表したことからも解る通り、今や日産にとって中国は世界最重要市場という位置づけ。早速クルマの紹介をしたい。まず実車を見て驚いたのがフロントグリルの意匠。今までの日産車と全く違う。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

ティーダの兄弟車もスゴい!


日産ティーダ

先代とは大きく異なる印象を感じさせるグリルやランプ。リアコンビランプには、ジュークに通じるエッセンスが取り入れられている

中国仕様に搭載されるエンジンは1.6リッターの「HR16DE」。ジュークと同じ1.6リッターの過給エンジンもラインナップするという。1.5リッターエンジンを搭載する新型サニーより少し格上という位置づけになるか?

もちろん日本仕様のティーダには1.5リッターもあると思う。ちなみにティーダとサニーは、メキシコ工場で生産される「ヴァーサ」という兄弟車を持つ。このクルマ、日本車の最安モデルとして人気。新しいヴァーサを4月20日から開催されたニューヨークショーで発表されたのだけれど、価格見てビックリ! ライバルである現代自動車のアクセントより安価!

同時に発表された新型アクセントは2500ドルも値上げして1万2445ドルに。一方、ヴァーサが1000ドル値上げの1万990ドルで、米国最安車になった。日本車が韓国車より安いというのだから驚く。インパクトのある価格じゃないとダメだ、という危機感の現れなんだろう。

今や日産は、日本を除くと世界規模で売れ行きを延ばしている。なかでも中国市場は日本のメーカーじゃダントツ。地域毎の販売戦略を見ても見事だと思う。採用している技術レベルは高くないものの、地域が必要としているモデルを、ライバルより割安に提供しているのだった。

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