今回は、「ビジネスイノベーションを起こす人材の育成」を主眼に置かれている法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科イノベーション・マネジメント専攻(法政大学ビジネススクール)のインタビューをお伝えします。

法政大学ビジネススクールの設立を主導されたマーケティングの権威である研究科長の小川孔輔教授に、法政大学の目指す方向や学校の特色などを伺いました。

卒業生の花畑裕香さんは法政大学ビジネススクールの目指す形をまさに体現されていらっしゃいます。ビジネススクールで学んだことなどのお話しをしていただきました。

どのような特色がありますか?

小川教授

インタビューをお願いした小川孔輔教授

最大の特徴の1つは、起業を中心とした事業プランを学生と教員が一体となり成功する形に持ち込むことを「プロジェクト」としてカリキュラムを通じて行えることです。

具体的には、入学当初から主査として専任教授が各学生につき、学生が大学院で学んだあと何を行いたいかを元にプロジェクトを立ち上げます。このプロジェクトを教授と学生が共に行い、同時に学生がビジネスについて講義で学んでいくことで、卒業までに起業や新規ビジネスを行うことができる状況をつくりだしていくのです。

大切にしていることは、学生がイノベーションを起こし、社会を切り開いていくこと。成績の良かった学生で起業を目指す学生8名には、1年間無償で卒業後学校内の施設(インキュベーション室)を会社のオフィスとして利用することができます。

中小企業診断士を養成する仕組みがあることも特徴です。MBA特別プログラムを終了すると中小企業診断士の資格を取得できるのです。実際、当スクールに入学する学生各学年60名の内、20名は中小企業診断士1次試験に合格している学生で、MBA特別プログラムを履修し当スクールで学び独立をすることを目標にしています。

中小企業診断士で独立している人の割合は低いのですが、当コースで学んだ学生は実務力をしっかりつけた上で卒業するので、20名中10名程度がMBA取得後独立しています。大学院の先生から、卒業生に仕事を回すことはよくありますよ(笑)。まさに、当初の仕事立ち上げ支援の役割も当コースは担っています。