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賃貸でも火災保険への加入はなぜ必要?(2)(2ページ目)

賃貸契約を交わすときに必要な、火災保険への加入。万が一火災が起きた時には、大家さんに賠償責任が発生するため、火災保険が必要となります。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド


火災保険に加入しないこともできるのか?

火事

火災には十分気をつけましょう


借家人賠償責任保険や個人賠償責任保険などは、いずれも「家財保険」の特約になっているケースが多いよう。

「私は賃貸住まいだし、これといって高価な家財を持っているわけではないから、家財保険には入らなくてもいいのだけれど・・・」と考えるかもしれませんが、賃貸借契約を結ぶときには家財保険への加入が義務付けられていることが多くなっています。不動産会社や管理会社と提携している保険会社の火災保険があったり、そうでない場合でも任意の火災保険への加入をすることが部屋を借りることの条件になっている場合にはもちろん加入すること。また、「家財保険」という名にはなっていますが、保証内容は火災に対するものであると考えればいいでしょう。

もし、加入が強制でない場合でも、借家人賠償責任保険特約のある家財保険に加入しておけば、何が一の時にも安心です。火事で家財が焼けてしまい、自分の新しい住まいも家財もかわなければならず、その上大家さんから借りている部屋や建物の損害賠償をしなければならないとすれば、とうてい通常の生活では大変な思いをしなければなりません。


金額はどのくらい?

一般的な賃貸借契約期間は2年。それに合わせて、たいていの火災保険が2年契約の一括払いという方法をとっているようです。

掛け金は1万5000円~2万円程度。賃貸の入居者にとって決して安いとは言えない金額かもしれませんが、入居中の万が一に備えるためにも火災保険には加入するようにしましょう。
その際には、特約になにが付帯しているのかを確認することが大切です。家財保険に借家人賠償責任特約、個人賠償責任特約、修理費用特約などの特約をチェックしてみましょう。

不動産会社や管理会社で決められた保険会社がない場合には、インターネットでも保険会社を検索できますので、調べてみてくださいね。

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