熱くなり過ぎないのに暖かい
サンドウィッチマンの2人が被災を受けた気仙沼を再び尋ねた『芸人記者 体当たりスクープSP』(TBS系)をご覧になった方は多いと思います。その中で2人は、こういった企画でありがちな涙や怒りの表情を見せることはなく、終始もの静かなたたずまいを崩すことはありませんでした。しかし、だからこそ両人の悲しみはひしひしと伝わってきたし、被災を受けた人々と交わす何気ない言葉からは暖かさがにじみ出ていました。「頑張れとか元気出してせとか、そういうことを言いに来た気もするんですけど、そんなもんじゃないですね」という、伊達みきおの言葉には、ずっしりとした重たいものがあります。
大きな声で「頑張れ!」ということも、確かに必要かもしれません。でも、そのエールをぐっと飲み込んで、被災者の方々と自然な態度で接する2人を見ていると、言葉にならない思いがこみ上げてきました。
東北復興のシンボルに
これまでサンドウィッチマンには、2度ほど取材でお会いしました。一見して、コワもてな感じのするお二人ですが(失礼!)、誰よりも人に対する暖かさと気配りを持ち合わせた兄貴分という印象を強くしました。実際には、彼らの方がずっと年下なんですが(笑)。声を荒げることなく、時おりユーモアを交えながら東北援助を働きかけることができるのは、彼ら2人を置いて他にいない気がします。これからも、その人間的魅力で多くの人々を復興へと導いてくれることを、心から願いたいです。
<関連リンク>
毎年恒例のサンドウィッチマンDVDは今年も盛り沢山
<関連情報>
サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログ「もういいぜ!」
サンドウィッチマン 富澤たけしオフィシャルブログ「名前だけでも覚えて帰ってください」