スイス旅行に高山病はつきもの?
スイスでは標高3000mを越える展望台に上がる機会も多い(ユングフラウヨッホ3454m)
高山病には、誰もがかかる可能性がある「山酔い」と呼ばれる症状、そして命にかかわる「高所肺浮腫」「高所脳浮腫」の3つに分かれます。高いところに行って気分が悪くなったり、頭痛がしたりするのが「山酔い」。
山酔いは3,000mの高度で10%、3,500mの高度で30%の人がかかると言われていますが、高山病になりやすいかどうかは、個人差によるところが大きいです。とはいえ、高齢者と子供は特に注意が必要です。
高山病の症状を感じたら
「息苦しい」「気分が悪い」「頭が痛い」といった症状が出た場合は、すぐに低い地点まで降りるのが鉄則。下に降りた途端に、なにごとも無かったかのように元気になる場合もありますが、無理をせずにホテルに戻って安静にしておきましょう。団体旅行の場合、ちょっと気分が悪くなっても「他のメンバーに迷惑をかけたくない」と遠慮して我慢してしまいがちです。 そして症状をさらに悪化させてしまう……。自分の身を守るため、気分が悪くなったら早めに添乗員やガイドの方に申し出ましょう。
高山病対策
展望台ではなるべくアルコールは控えめに
展望台に上がった時の注意点をまとめてみました。
- ゆっくり歩く。大きな声を出すのもなるべく控える。
- アルコールを控える。
- 水を多めに補給する。
- 腹式呼吸で深呼吸をする。