株式戦略マル秘レポート/横山利香の「儲かる株価チャートの法則」

相場下落で儲かる空売りの必勝チャートと取引法(2ページ目)

株式相場が下落しても、儲けられる取引方法があります。それは空売りです。空売りは信用取引の取引方法の一つです。通常の株取引とは異なりますから、「頭ではわかっていても取引できない」という人もいるかもしれません。そこで、空売りをする時に使いたいチャート、そして取引するタイミングについて解説していきます。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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空売りで使いたいチャートは? 

空売りでは一般的に、株価が高くなったら空売りを行います。ですから、株価が高値圏にあることが一目でわからなければなりません。そこで、ローソク足の移動平均線を使います。そして、株価のトレンドが上昇トレンドであることを確認します。

株価チャートを見てみましょう。下値支持線を引いてみました。株価が長く上昇トレンドにあることがわかります。
チャート

Infoseekマネーより。拡大画像あり


空売りを行うタイミングは? 

しかし、このチャートを見ただけでは、いつ空売りを行えばいいのかよくわかりません。そこで、次に見るべきポイントは、5日移動平均線と株価の位置関係です。一般的に、株価が5日移動平均線を下回ったあたりが空売りを行うタイミングだと言われています。

5日移動平均線は、株価の一番そばにいる濃い色の線です。丸印をつけましたが、株価が5日移動平均線を下回った後、株価が下落に転じていることがわかります。この株価の場合、5日移動平均線を下回った後大幅に下落していますから、空売りをしていた投資家の多くが儲かったことになります。

チャート

Infoseekマネーより。拡大画像あり


空売りのリスクは? 

もちろん、空売りがいつもうまくいくとは限りません。5日移動平均線を株価が下回ったからと空売りを行っても、株価上昇の勢いの方が強ければ、株価が再度上昇に転じることもあります。

株価が上昇すれば、空売りでは損失を被ります。私の経験では、上昇トレンドにある場合は多くの人が儲かっています。そんな時に損をすることほど苦しいものはありません。

さらに、信用取引は証拠金取引です。多くの投資家が自分の投資資金以上の取引を行っているはずですから、損失も大きくなりがちです。信用取引では慎重な取引を心がけた方がよいでしょう。
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