キッチン/キッチン選びの基礎知識

契約電力の見直しが家計を幸せにする!

計画停電が小休止状態なのは喜ばしいが、この夏の電力需要が逼迫していることは間違いない。電力消費を抑えるために私たち生活者が協力できる一番簡単な方法をお教えします。

執筆者:黒田 秀雄

節電の切り札はコレ!!

契約電力をワンランク下げると、省エネと家計費節約に直結!

東日本大震災後の福島原発事故のため、東京電力と東北電力管内では4月いっぱいの計画停電ばかりでなく、今夏の大幅電力カットや使用電力の総量規制が現実問題となってきた.
さまざまな生産現場が停電によって機能しなくなることは日本の経済活動のためにもできるだけ避けたいことだ。

一般住宅で暮らす我々もできる限りの協力をしようと思うが、なかなか実行しづらいのが実態だ。今までの住宅設計のなかで契約電力は、様々な電気機器を同時使用してもブレーカーが落ちないだけのアンペア契約をすることが基本となっていたが、これでは節電にも限度がある。
これからは今までのアンペア契約をワンランク下げることで「節電」が実現できる。節電の切り札とも言えるのが、「契約電力の切り下げ」だ!おまけに電気料金も下げることができる!
オール電化マンションの場合、キッチン用のIHクッカー、エアコン、テレビ等の同時使用に対応するため60A契約が当たり前のようにおこなわれてきた。
今までの契約を省エネや家計費節減の観点から見直して、ワンランク下げようと調べてみると、思いがけないことが判明した!

電力契約の3つの方式

電力契約の3つの方式


契約電力の決め方には上の三つの方式があり、戸建住宅や集合住宅によってその契約方法がいろいろある。一般的には東京電力のアンペアブレーカーを使う契約(最大契約は60Aまで)と、回路数の数によって必要なアンペア数を確保できる回路契約(10Aあたりの基本料金が決められている)の二つの契約方式が使われている。
tepco

従量電灯C 8kVAの料金書


 
tepco

深夜電力4kWの料金書


 

©Apr.2011 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます