彼とある時、ランチを食べていると、話題は女性の強さに及んだ。
男性は弱い女の方が好き、という嘘
彼が現在の妻と出会う以前に付き合っていた女性――やはりその世界では名をなしている著名な美女の話になった。仮に彼の妻となった女性をB子さん、元彼女をC子さんとします。女性が仕事をするのは当たり前の時代になって久しい。とはいえ、仕事で自分以上に成功を収めていることを受け容れられる男性はまだまだ少ない。名も財もなしているAさんにとっては、女性が仕事が成功していること、それ自体は問題ないし、むしろ良いことだと思っている。
だけど、元彼女、C子の持っている“過度な強さ”がどうしても受け入れられなかったのだという。
「強過ぎる女性は苦手だ」と多くの男性が言う。けれど、依存心の強い女性や、弱い女性が好きなわけでもないという。「強い女は好きなんだよ。でも、その強さにも種類があるんだ」とAさんは言う。
成功している女性の強さは2つのタイプに分かれる
忙しい彼をおいてひとりで楽しめる。それは素晴らしいことなのですが、加減を間違えていませんか?
曰く、元彼女のC子さんが仕事で成功していたことは尊敬していたし、恋人として誇りに思っていた。けれど、何でも自分で進めてしまうところが気になったのだという。たとえば、新しい事業を始める時も、彼に相談のひとつもない。相談したとしても、アテにしない。自ら市場調査に出かけて、スポンサーを捕まえてくる。
プライベートでも、どんどん新しい趣味を見つけて楽しんでいる。中国茶に、お能に、海外旅行、Twitter……。
忙しい男にとって、恋愛が全てになってしまう女性を恋人にするのはつらい。自分の生活を楽しんでいる姿は魅力的でもあるけれど、何だか、腑に落ちないような気持ちになるのだと。
「要するに、入り込むスキ間がないんだ(笑)」