注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

住宅見学会の見どころとポイント(2ページ目)

住宅展示場の客足が減る中、さまざまな住宅見学会が開催されています。住宅見学会には建築途中現場見学会、完成住宅見学会、居住宅見学会などがあります。それぞれ見学のポイントなどを考えていきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

住宅見学会での会社の対応はどうか 

住宅見学会ではその現場の状況ばかりではなく、現場を見ながら自分が調べたことが確かだったかどうかなども含めて質問し、会社の対応もチェックしておくことです。主なポイントは以下の3つです。

1.自分がはじめに知りたいと思ったことが確認できたか。もし確認できなかった場合、担当者に質問をしたらその返答は適切で納得できたか。

2.担当者にコミュニケーション能力が感じられたか。

3.担当者が詳しく答えられなかった項目については、あとできちんと資料を送ってくれたか。

この会社に決めた理由はなんですかという質問に対し、工法が気に入った、大手だったからなどの理由はあるのですが、意外と担当者が信頼できる人だと感じたから選んだという人も多いのです。見学会では人との出会いも大切にしたいものです。


見学者のマナーも大切にしよう 

案内する住宅会社は、ひょっとして見込み客になるかも知れないと丁寧に接客をしてくれるでしょう。しかしその案内された完成住宅や居住宅には人が住んでいます。やはりそれなりのマナーには配慮して下さい。スリッパや白い手袋などは会社が用意するかもしれませんが、そういったものも事前に確認しておくとよいでしょう。
気持ちのよい配慮は実際に家を建てる際も忘れないでください。現場に行った時に気持ちよい配慮をすれば、職人や関係者にも同じように配慮されます。そのような配慮は人を動かし、例えば本来は5本のくぎを打てばよいところを、6本打つような気持ちへと変化させるのです。そんな気配りのある人間関係が良い建築物となっていくのです。
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