スイスでの移動にかかるお金

宿泊費の次にかかる項目が交通費。スイスの場合、鉄道に加えて登山電車やロープウェイなどの山岳交通機関の利用が中心になります。

スイスの鉄道運賃・料金

スイスの列車イメージ

交通割引パスの種類によって、通用範囲や割引率も異なる

例えばチューリッヒからジュネーブを結ぶ都市間急行(インターシティ)。約300kmの距離を、3時間ほどで結んでいます。運賃は2等で82スイスフラン(約7,380円)で、急行料金もこの中に含まれています(2011年3月現在)。

国内のJRと比較した場合、東京から西へほぼ同じ距離を進むと豊橋です。新幹線利用の場合、特急券を含む運賃は約9,000円。JR東海道本線を乗り継いで行った場合は約5,000円。鉄道運賃に関しては、スイスも日本もあまり大きな差はないと考えられます。

さらにスイスパスやスイスカードなど、スイスに住んでいない外国人旅行者向けの交通割引パスも日本で購入すれば、現地での交通費をかなり押さえることができます。

 

山岳交通の運賃

スイスの山岳交通機関イメージ

登山電車やロープウェイなど、山岳交通の経費は別途予算を確保しよう

現地で意外にかかるのが、登山電車やロープウェイなど山岳交通の運賃です。スイスパスなど交通割引パスを持っていても、スイス国鉄のように無料の乗り放題になる部分は少なく、原則として25~50%の割引区間になります。つまり割引後の追加運賃が必要になります。

実際にどの程度かかるのか、人気のビューポイントをチェックしてみましょう(料金データは2011年3月現在)。

【インターラーケン・オスト~ユングフラウヨッホ往復(2等)】
  • (大人通常料金) 182.60スイスフラン(約16,434円)
  • (スイスパス割引後の追加料金) 124.50スイスフラン(約11,205円)
  • (スイスカード割引後の追加料金) 91.30スイスフラン(約8,217円)
【ツェルマット~ゴルナグラート往復】
  • (大人通常料金) 78.00スイスフラン(約7,020円)
  • (スイスパス割引後の追加料金) 39.00スイスフラン(約3,510円)
  • (スイスカード割引後の追加料金)39.00スイスフラン(約3,510円)
交通割引パスを持っていても、各地の展望台を往復すると、その費用もかさんできます。スイス滞在10日間くらいの旅程で、2~3ヶ所の山の観光地を回る場合、山岳交通機関の費用として一人平均2~3万円の予算を見ておく必要があります。

ユングフラウ鉄道パスや、ツェルマット・ピークパスなど、地域別のパスも用意されているので、一ヶ所に腰を落ち着けてあちらこちらの展望台に上がる場合は、購入を検討しても良いでしょう。

山岳交通が無料になる場所も

意外にかかるスイスの山岳交通の費用ですが、エンガディン地方では夏の間、加盟ホテルに2泊以上するとロープウェイやケーブルが無料になります。ドイツ語で「ベルグバーネン・インクルーシブ」と呼ばれています(ベルグバーネンとは、山岳交通という意味)。

加盟ホテルは合計約100軒ほどで、サンモリッツをはじめ、ポントレジーナやシルスなどエンガディン地方の村に点在しています。

エンガディンに続き、ツェルマットも近いヴァレー州有数の山岳リゾート、サースフェーでも、2011年の夏、山岳交通が無料になるキャンペーンが始まります。加盟ホテルは28軒。

このあたり、エンガディン地方の現地政府観光局の公式サイトで詳細ご案内しています>>>エンガディン地方山岳交通無料サースフェー山岳交通無料(英語)

本来は展望台を一往復するだけで、一人数千円単位の出費となりますが、それが無料で乗り放題になるというもの。「なるべく現地で余計な費用は節約したい」という人は、エンガディンとサースフェーをおすすめします。

(注)どちらも6~10月の夏期限定のキャンペーンです。2012年以降も同様に継続されるかどうかは未定です。

タクシー

タクシーイメージ

大きな荷物がある時は、タクシーの利用が便利

料金体系は地方によって異なりますが、チューリッヒ空港から市内まで利用した場合、基本料金6スイスフラン+走行距離(約12km)X 3.80スイスフランとなり、50~60スイスフラン(約4,500円~5,400円)となります(交通事情により多少金額が変わります)。

東京都23区内の中型タクシーを12km利用した場合、ガイドの試算では約3,500円。やはり日本より割高につきそうです。

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