MBA授業の花形

戦略論

企業の長期的な方向性を決める方法について学ぶ戦略論

「戦略(Strategy)」とは、なんでしょうか?定義をすれば、「長期的な目標を達成することを目指し、世の中の状況に応じて、自らの資源を有効に活用していく方策」とまとめることができます。簡単に言うと、「企業が長期的に収益を出すために、進んでいく経営の方向性を示し、そのためにどのように人材を活用し新しい製品を出していくかをまとめた構想」といえます。

戦略と比較されるのが戦術であり、戦術は戦略と整合的に考えられたもう少し細かい短期的な企業の方向性を示します。例えば、戦略として「革新的な医療商品をアジアに注力し提供する」とあれば、戦術は「具体的な医療商品Aをアジアの中国・福建省で製造し、中国全土に販売し、来年1億円の売り上げを目指す」といったものになります。

戦略論は、このように企業の長期的な方向性を出す学問。経営学における大学院であるビジネススクールで最も重要な授業の1つであり、必修科目です。

MBA後のキャリアにも影響

MBA後のキャリアで最も多い業界の1つが戦略コンサルティング業界です。理由としては、MBAで学んだ戦略論の授業が企業全体を動かしていくもので面白く感じられ、それをコンサルタントとして企業戦略の立案を実践できることがあげられます。給与も高く、MBA取得者が戦略コンサルティング企業に就職した場合基本給は1,200万円程度が相場であるため、ビジネススクールに通った資金を取り戻すことが比較的容易であることもあげられます。ですので、将来のキャリアに直結する可能性の高い戦略論の授業は、高い成績をとり企業にアピールしようとする学生で活気にあふれます。

ガイドが通ったINSEADには、戦略論の概念で一世を風靡した「ブルーオーシャン戦略」で有名なチャンキム教授がいて、かつクラスの20%がマッキンゼーかボストンコンサルティングから派遣で来ている学生たち。授業は常に白熱したものになっていました。実際の授業がどういうものか具体的に見ていきましょう。