折りたたみ方は簡単、自立も可能
キューレットミューラーは独自の折りたたみ方を採用し、簡単に折りたためるほか、リクライニングを倒した状態のままたためたり、自立スタンドが自動的に立ち上がるように設計されています。基本的な折りたたみ方は以下の通りです。
- 左右の前輪をロックし、幌をたたむ
- 足元のペダルを押し上げるか、ストラップを引き上げてファーストロックを解除(写真左、1)
- 右脇のセカンドロックのレバーを踏み込み、ハンドルを前車輪に近づけてロックがかかるまで押し下げる(写真右、2)
- 背もたれを倒したまま折りたたんだときは、ベースシートの背面と幌の中央にあるホックを留めると、背もたれをコンパクトにまとめられる
ここ数年、バギータイプのベビーカーにも自立するものが増えてきましたが、自動的にスタンドが出てくるのは珍しいです。うっかりスタンドを出し忘れてベビーカーが倒れてしまう……ということがないのはいいですね。もちろん、ベビーカーを開けば自動的にスタンドは収納されます。
収納時はややボリュームがある
上部にボリュームがある折りたたみ形状
手前がガーネ、奥がアダマス。僅かながらガーネのほうがコンパクト
折りたたんだ状態で玄関先に置くと、どんな感じになるのかを試してみました。自立はするものの前輪が飛び出た格好になる上、高さがあるため実寸以上に圧迫感を感じるため「コンパクト」とはちょっと言い難いかもしれません。ガーネよりもアダマスのほうが、わずかですがたたんだ時も大きめになります。ただ横幅自体はコンパクトなので、玄関先に置く際は壁と水平においたほうが収まりが良いようにも感じました。
ただ、やはりベビーカーで自立するというのはさまざまなシチュエーションに対応できるという点でやはり見逃せません。海外ブランドのベビーカーではまだまだ自立機能が付属していないものも多いので、日本市場を熟知している国内ブランドとして評価できる点だと思います。