沖縄の観光・旅行/沖縄の離島

渡名喜島の話(3ページ目)

沖縄本島と久米島との間に浮かぶ小さな島、渡名喜島。まだまだ訪れる観光客の数も少ない、とても静かな島です。赤瓦の屋根の古民家が多く残りフクギの木に囲まれた集落の景観が美しい、この小さな島の話しをしてみたいと思います。

小林 繭

執筆者:小林 繭

沖縄ガイド

渡名喜島のオススメ宿

必然的に1泊が必要となる渡名喜。けっして多くの観光客が訪れる島ではありませんが、島内行事などと重なると数に限りのある島の民宿はすぐに満杯になってしまいます。渡名喜島を訪れる際は一応宿に問い合わせて確認してから船に乗り込むほうがいいでしょう。

現在、渡名喜島には数軒の民宿がありますが、その中でオススメしたいのが赤瓦の宿ふくぎ屋。使われなくなった村の古民家を改築して宿泊施設として使用しているので、民宿価格で憧れの赤瓦一軒屋に泊まることが実現しちゃうのですよ!

このふくぎ屋さんはどの部屋も独立した完全なる一軒屋で、現在集落の中に6棟の宿があります。フロント業務を兼ねたふく木屋食堂で鍵をもらい、ぷらぷらと集落を歩いて自分の部屋へ向かいます。食事はふく木屋食堂でいただくので、何度も集落の中を行ったり来たり、というちょっとだけ実際にこの島に住んでいるかのような体験ができます。先にも述べましたが、親切なスタッフの方が島を案内してくれるオプションメニューも豊富なので、渡名喜島観光の際にはオススメしたいと思います。

フクギ荘

古民家に泊まれると評判の高いふくぎ屋。それぞれ独立した棟になっているのも嬉しい

■赤瓦の宿ふくぎ屋

住所:沖縄県島尻郡渡名喜村1909番地
TEL:098-989-2990
地図:Yahoo!地図情報

 

渡名喜島の食堂情報

他の小さな離島同様、渡名喜島にはたくさんのお店はありませんが、食堂や商店はちゃんとあります。島にんじんや島らっきょうなど島の特産品をいただいてみるのもよいですね。ちなみに小さい島ではお店の営業時間など状況によって変わることも多いので、島の人に確認すれば確実でしょう。


■ターミナル食堂
渡名喜港のターミナル内にある食堂。そばや自家製の島豆腐などがいただけます。
営業時間:9:00~14:00
TEL:090-7451-7908
地図:Yahoo!地図情報

フクギ食堂

民宿ふくぎ荘の食堂と島の食堂とを兼ねるふく木食堂

■ふく木屋食堂
集落の真ん中あたりにある食堂。そばや定食などメニューも豊富。夜はつまみを頼んで居酒屋として利用することも可能です。
営業時間: 昼の部11:30~14:00 夜の部17:30~22:00
TEL:098-989-2990
地図:Yahoo!地図情報


■憩い処 西門(ゆくいどぅくる いりーじょう)
赤瓦の屋根が印象的なかわいらしいお店。食事の他、黒糖ぜんざいなどの甘いものメニューも人気。夜は居酒屋としての利用もできます。貸し自転車やも兼ねているので、お昼ご飯を食べたあと自転車で島をひとまわりもよいでしょう。
TEL:090-1230-9049
営業時間:11:30~23:30 木曜定休
地図:Yahoo!地図情報


■桃原商店
桃原商店

看板がないのでちょっとわかりづらい渡名喜の商店。島の人に訊くと教えてくれます

集落の中にある商店。他にも何店か商店はあるらしいのですが、渡名喜島ではどれが商店でどれが個人宅なのかわかりません。この桃原商店さんは比較的商店だとわかりやすい佇まい。といっても看板はありませんが。ビールやパンなどが買えるので、旅行者には重宝するはず。
地図:Yahoo!地図情報


沖縄の小さな離島、渡名喜島はいかがでしたか? なんでも揃う大都会那覇から離れると、まだまだこんなに素朴な島々があるのですよ。沖縄の姿を知りたいと思うなら、ぜひこういった小さな島へこそ足を伸ばしてみてください。そこには土地が育んできた文化や歴史を大切に日々の生活を送る人々の姿があります。そんな島時間を感じながらほっこりと過ごす休日こそ、沖縄を味わう旅なのですから!

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