ティーンエイジャーの国際線利用と海外旅行
12歳以上のお子さんの国際線利用は、大人運賃になります。そうした点で負担に思う親御さんも多いことでしょう。旅行会社が販売するパッケージツアーのなかには、こうした大人未満、小児以上のいわゆるティーンエイジャーにも積極的にファミリー海外旅行に参加してもらおうとの狙いから、「15歳までのお子さんには特典付き」としてアメニティーグッズなどを用意したり、特別料金が適用されるなどのメリットを付す傾向にあります。旅行会社が提供する海外パッケージツアー商品は、18歳未満のお子さんの単独申し込みはできません。子ども同士での参加は、18歳以上に限られます。さらに20歳未満の場合は、親権者の同意書が必要です。留学などで海外へ単独で渡航する場合も、親権者の同意書などを求められます。
思春期ともなれば、親との旅行を敬遠するのは当たり前のこと。そこで中学校に上がる前に、お子さんを伴って家族で海外旅行をと考えるのも頷けます。とはいえ祖父母と一緒の三世代旅行などで、いつまでも家族の絆を確かめあうことも重要で、祖父母が健在なうちに、ぜひ、そうした旅行も企画してほしいものだと感じます。親を敬う心や、家族のありがたさを体感することができる「旅」を、高校生、大学生になっても経験してもらいたいと思います。
ティーンエイジャーを対象にしたサービス、エンターテイメントを用意するのに長けているのが外国船籍の客船クルーズです。なかには、ティーンエイジャーのためのレストラン&バーやスポットを用意するところなどがあります。もちろんノンアルコールですが、カクテルが飲めたり、健全な映画が上映されていたり、はたまたPCなどのネットを揃えた専用カフェなど工夫がこらされています。いずこの国も、ティーンエイジャーと一緒の旅には工夫が求められるのです。