ガイドおすすめ兼六園沿いの坂
兼六園周辺ではまだおすすめしたいスポットがあります。兼六園を左手に見ながら広坂の交差点を上に進むコースです。背の高い木が多いので影が多く、しっとりと落ち着いた雰囲気のある坂道になっています。桜の木も高い所にあるので、この道を歩くと、花びらが空から頭や肩に舞い落ちてきます。ほどよくカーブにもなっていて、映画の1シーンにもなりそうな幻想的な雰囲気を味わえます。登る時よりも、下る時の景色がおすすめです。この坂の上には、金沢の伝統や歴史を伝える県立美術館や県立能楽堂、県立歴史博物館など文化施設がそろっています。
地図:Yahoo!地図情報
卯辰山公園
兼六園などがある市内中心部から徒歩10分くらいの場所にこんもりした山があります。 金沢城から見て、東=卯辰の方角にあるので「卯辰山(うたつやま)」と呼ばれています。加賀藩の14代藩主・前田慶寧(よしやす)が大衆のための施設を整備するためなどに開発をはじめ、大正3年に開園しました。その時から庶民の憩いの場として親しまれています。その流れをくんで、かつて水族館や動物園、市民が気軽に利用できる健康ランドのようなものがありました。
卯辰山には桜が500本あります。急カーブの続くちょっとした山道に継続的に桜の木が植えられ楽しみながら散策できます。
地図:Yahoo!地図情報
さらにおすすめなのが、「四百年の森」です。ここには250本の桜が密集して植えられているのです。金沢市400年の記念事業として1982年に整備されました。
ただ、「四百年の森」まではふもとから2キロメートル以上あり、アップダウンもあるので時間と体力のある方以外は、タクシーやレンタカーなどを使う事をおすすめします。車ですと、ふもとから5分くらいで着くことができます。
※金沢城公園方向から卯辰山に入っていくと「望湖台(ぼうこだい)」付近に右に折れる道があり(案内看板あり・ここから900メートル)、さらに進むと左手に広場が出てくるので、その手前(案内看板あり・ここから600メートル)を左手に下っていくと目的地に到着します。
また桜の時期は寒いので、散策をして汗をかいた後のケアは忘れずにしてください。