風呂リフォームの時期は20年が目安、その後は損が増える傾向に
風呂リフォームの時期の目安は20年。タイミングを逃すと損が増えていく傾向に。
お風呂のリフォーム時期は、約20年が目安です。このタイミングを逃すと、劣化が加速したり、維持費がかさんだりすることで、後で損をする可能性があります。
お風呂は常時、湯水が掛かる場所です。内部に水が浸入して土台が腐食していたり、シロアリの被害にあっていたりすると、余分な工事費用が掛かります。また古い設備を使い続けることで光熱費がかさみ、場合によっては健康に被害を及ぼすこともあるのです。
お風呂のリフォームの時期を知らせる7つのサイン
お風呂リフォームの時期を見極めるための7つのサインをご紹介します。我が家のお風呂をチェックしてみましょう。- 築20年を過ぎて、お風呂のメンテナンスを一度もしていない
- 隣りにある洗面脱衣室の床がぶよぶよしている
- お風呂の壁や床、浴槽にヒビワレ、サビが出ている
- カビがひどくなってきた
- 排水口の掃除をしても排水が流れにくい、どことなく臭う
- 水栓金具の温度調節がききにくくなってきた
- お風呂の外の壁に水が染み出た跡がある
上の7つのサインが出てきたら、そろそろリフォームのタイミングです。特に、2.隣りにある洗面脱衣室の床のぶよぶよ、3.浴室内のヒビワレ、7.外壁への水の染み出しは要注意。構造部分まで腐食が進んでいる可能性があります。早めに業者に見てもらいましょう。
風呂リフォームの時期を逃すと、損が増える理由とは
早めにリフォームしておけば、掃除が楽になるメリットもその分早く享受できるようになる。
またこの10年で住宅設備は急速に進化しています。最新の省エネや家事ラクに配慮された設備なら、水道光熱費の削減ができ、掃除やお手入れが格段にラクになります。特に家庭におけるエネルギー消費の中でも、お湯を沸かすために使用するエネルギーの割合は大きいので、お湯をたくさん使うお風呂のリフォームは、水道光熱費に大きな影響を与えます。
このように、タイミングを逃したまま時期を重ねてしまうと、工事費の増大に加え、これらのランニングコストの差額が積み重なり、損が増えていくことになります。
もちろん、お風呂が新しくなれば、毎日ゆっくりくつろげるようになるのも大きな魅力。お風呂をリフォームした人に感想を聞くと「こんなに快適で便利になるなら、もっと早くやっておけばよかった」という声が多いのも、このような早めのリフォームで得るものが多いからなのです。
ひとあし早いお風呂リフォームが得する3つの理由
では、ひとあし早いお風呂リフォームが得する3つの理由をまとめてご紹介します。- 腐食が進む前にリフォームすれば、ムダな補修費用が掛からない
- 節約エコな設備機器の登場により、水道光熱費の差額が大きくなっている
- 掃除などの家事に掛かる時間と費用を節約できるようになる
次に、早めにリフォームしておきたい、7つの危険なお風呂をご紹介します。