ネクタイで変化ある衿を演出するダブルクロスの結び方

セミウィンザーノットの二重巻きの仕上がりに

名前からするとダブルノットとクロスノットのミックスという印象ですが、セミウィンザーノットの二重巻きというのが正解です。ノットはかなり大きく、横型の二等辺三角形に仕上がります。ダブルノットよりもノット部分の分量を多くつかうので、長めのタイを使って小剣を短くとって結び上げるのがポイントです。

手順01

大剣を長めにとってタイを首に掛けます。

手順02

大剣を上にクロスさせ、首もとのループに下から上に抜き出します。

手順03

大剣をキュッと引いて小剣に巻きつけた部分を小さくまとめます。小剣は縦半分に折って、大剣にもシワを寄せないように。

手順04

大剣を小剣裏から反対側に回して…。

手順05

首もとのループに上から下へ引き抜きます。

手順06

キュッと引き出して逆三角形の結び目を作ります。このとき小剣を縦折りにしておくと、ていねいな結び目ができます。

手順07

大剣先を結び目の上を覆うように反対側へ回して……。

手順08

結び目をぐるりと一周させます。このとき、大剣の巻きつけ部分に指を挟んでループを作っておくと、このあとの作業がやりやすくなります。

手順09

もう一度大剣を巻きつけます。つまり、先ほどの逆三角形の結び目に2回、大剣を巻きつけます。

手順10

大剣先を首もとのループに下から上に引き抜いて……。

手順11

大剣先を、先ほど指で作ったループに通します。このとき１周目に巻きつけた、一番内側のループに差し込みます。

手順12

大剣を引きぬいてノットを作ります。ディンプルを入れて、ノットの形を整えましょう。

ダブルクロスの完成！

小剣を締めて完成です。

この結び方はノットの上部にY字型のクロスが表れます。フツーじゃちょっと物足りない変化のある衿元の表情を演出したいときに。