テクノポップ/アーティストインタヴュー

MISSWONDAとワインとエレクトロポップ(5ページ目)

flawless worldからの第2弾としてMISSWONDAさんの2枚組アルバム『In Flawless』が、2月9日にリリースされました。ワインのソムリエでもある彼女とサウンドプロデュースを手掛けたレーベルオーナーでもあるAKI SUZUKIさんにインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Roots of MW
 

ガイド:
AKIさんは、Roots of MW (MISSWONDA)としてそこそこ有名なのからレアなもの、数曲を紹介されていますが、「なるほど、そうなんだ」と興味深く読ませてもらいました。最初に紹介されたDave Stewart & Barbara Gaskinはプログレ上がりだけど、それ以上にガールポップな部分もある僕も大好きなユニットです。確かに、MISSWONDAサウンドと繋がりますね。

AKI:
そうなんですよね、UK POPとしてあまり知られていないのが勿体無いくらい良いですよね。結局聴いてるのはプログレファンがついでに聴いてるって感じなんですよね(笑)。これを書いていて改めて気付いたんですけど、erectricmoleの狩野君も含め僕、坂本君って共通する所はAORやフュージョン的なバックボーンがあって、人によってはカタいという印象をもたれると思うんですけど、それが個性になってるんです。紳士的というか真摯というか。そこを押し切る強さが魅力だなと思っていて。僕はアンダーグラウンドなものなども好きなので、結構各々なんですけど、MISSWONDAのサウンドプロデュースに関しては坂本君のその部分に呼応して覚醒したような所もあります。そことerectricmoleの共通性もレーベルとしてMIXすることも含め、実は楽しんでいて。

それにしても上記のRoots of MWはどんどん書き足してるんですけど、バランス的にどうしてもベタなものが多くなってしまいましたね。でもFMでよくかかるような有名な洋楽と、邦楽はやはりAOR・フュージョン的要素が少しあるシティポップ的なものが多くなりましたが、その辺りがやっぱり自分達のバランスだと思うんですよ。80年代90年代の有名な洋・邦楽が好きなんだなって思ってもらえれば良いかなと。その中で一般的な括りだけでは捉えきれない僕等だけの特別なチョイスのバランスがあって、それがMISSWONDAサウンドの個性になっていると思っています。
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