くりっく365、大証FXを利用したFX取引の税金
期限までにちゃんと申告、納税!
FX取引で損した場合は相殺、繰越できる
くりっく365、大証FXの1年間の取引結果がマイナスだった場合、他の先物取引の利益と損益通算(相殺すること)できます。反対に、他の先物取引で損失が出て、くりっく365や大証FXで利益があった場合も、損益通算ができます。また、相殺しきれなかったマイナス分は、翌年以降3年間繰り越せます。たとえば、くりっく365で500万円の損失があり、日経平均先物取引で200万円の利益があった場合、200万円-500万円=-300万円ですから、この年は課税されません。翌年、くりっく365で200万円の利益、日経平均先物取引でも200万円の利益があったとします。すると、200万円+200万円-300万円(前年に損益通算しきれなかった分の繰越分)=100万円ですから、100万円に対してのみ課税されます。
この繰越ができる点が、店頭取引にはない、くりっく365や大証FXの長所ともいえます。
申告書の書き方
確定申告の用紙は、申告書Bと分離課税用第三表が必要です。申告書Bには、給与所得やFXの店頭取引による所得など、総合課税されるものについて記入します。分離課税用第三表には、くりっく365や大証FXなど先物取引について記入します。収入金額の先物取引の欄に、必要経費を引く前の利益の額を記入。所得金額の先物取引の欄に、必要経費を引いたあとの利益額を書きます。
税金の計算の「課税される所得金額」の該当欄に、再度、経費を引いたあとの利益額を書きます。税金の計算の「税額」の該当欄に、「経費をひいたあとの利益額×15%」の金額を書きます。ここでは所得税のみの計算ですから、税額は15%です。